それでも山尾志桜里を擁護する人たちがいる。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 人間の恋愛感情はどこでどうなるものでなく、してはいけない恋があるから文学が発達したという説をなるほどと思っている私は、誰がどんな不倫をしようとあまり関心がありません。

 

 また男女がくっつこうが別れようが個人の自由なのでそれにもあまり首を突っ込むこともいろんな修羅場を見てきた人間としてあまり関心がありません。

 

 ただし、そこに子供がいて、その子供が受ける心の傷や将来を考えると自分の欲望だけに流される無責任な大人を許すことができません。

 

 もし、山尾志桜里議員とその不倫相手が結婚していても両者とも子供がいなかったら、そういうこともあるだろうくらいにしか思えません。

 

 でも、二人とも子供がいて、家庭というものを持っているのです。

 

 一般人と違ってその注目度は、片やその舌鋒鋭い追及で注目の政治家、片やテレビに露出しているコメンテーターの弁護士。

 

 絶好のテレビネタです。

 

 この山尾志桜里という野党第一党の要職を任されようとした矢先の行動は危機管理能力の欠如としか言いようがありません。

 

 この二人の関係の怪しさは永田町界隈ではうわさになっており、それこそマスコミだけでなく、与党をはじめ、民進党の中からもその尻尾を捕まえようと虎視眈々と狙っていたと言います。

 

 それを短期間に言い訳のできないほどの頻度で密会していたら、その危機管理能力と人間性が疑われるのは当然です。

 

 5歳の子供がいると聞いています。うちの孫と同じくらいの年齢です。

 

 甘えたい盛りでしょう。

 

 でも、お母さんは野党第一党のエースとして国会で八面六臂の活躍をしている人です。きっとご主人をはじめとして周りの方々がフォローして子供さんをあやしていたことでしょう。

 

 母親として子供にさみしい思いをさせてもこの国のために一所懸命働いているのならば世の中の人たちも共感を持ち、何とかこの人を応援していこうと大勢の人たちが思っていたはずです。

 

 でも、この人は見事にみんなを裏切っていました。

 

 母親のいないさみしさを我慢するわが子まで裏切っていたのです。

 

 これは看過することができません。

 

 私の両親も学校の先生として共稼ぎでした。だから、家に帰っても母親がいないさみしさを十分に味わってきています。 

 

 幼稚園の時もさみしいと思った記憶がありません。

 

 でも、大きくなって母親から聞かされた話は今思い出しても涙が出てきます。

 

 それは幼稚園の遠足の時でした。当時はまだ女性の社会進出が珍しいときでほとんどの同級生のお母さんが遠足についてきていました。

 

 でも、私は先生をはじめとして周りの人のおかげでさみしい記憶がありませんでした。でも、遠足のバスを降りた時に迎えに来てくれた母親を見て抱きつきどっと泣き出したそうです。

 

 私には記憶がありません。

 

 でも、母親としてはそれが不憫でならなかったと92歳になる今でも悔やんでいます。

 

 小学校三年生までは越境して一緒にバスに乗って母親と同じ学校に行っていました。そして母親の担任としての仕事が終わるまで学校の近くの同級生の家に預けられ、母親の仕事が終わるのを待っていました。

 

 おばあちゃんが可愛がってくれたり、近所や周りの人からたくさんの愛情を貰ったりしていたので、あまり性格的にひん曲がらずにすくすくと育ったと思っています。

 

 日曜日は母親も休息をとる日だったので、日曜日に家族で出かけたという記憶もあまりありません。

 

 かといって母親の愛情の薄さなどこれっぽっちも感じたことがありません。たくさんの愛情を私に注いでくれていました。

 

 自分の時間があるときはできるだけ多くの時間を私に割いてくれていました。子供ながらに母親には仕事や責任があり、そのために頑張っているのだから自分も耐えなければならないと思っていたのでしょう。

 

 小学校二年生くらいの時に、熱が出て学校に一緒に行けない時がありました。枕元におにぎりを置いて母親は仕事に出かけました。

 

 小学校のクラスを受け持っていたので、担任がおいそれと休むわけにはいかなかったのです。なぜか、おにぎりの記憶はあります。でも、心細いとかさみしいという記憶はありません。

 

 お母さんは仕事でがんばっているんだ、自分も頑張ろうと思っていた記憶はありました。

 

 自分に子供ができ熱を出して苦しんでいる時、仕事に行く時間になると行かないで泣きじゃくるのを見て、心が痛みました。幸い妻は看護師の資格を持ち、家にいたので安心でしたが、親になって初めて子を一人誰もいない家に残して仕事に言った母親の胸の痛みが分かったのです。

 

 それでも、両親は家族のためにいい暮らしをさせてあげようとお金をため、家を二回も建てました。同級生でもカラーテレビが家に来たのも一番でしたし、夏休みには北海道や東京、そして京都や奈良へ旅行に連れていってもらいました。

 

 私たちのために母親は一所懸命に働いてくれていると思っていたから私の中にはさみしいと思った記憶がありません。

 

 でも、この山尾志桜里議員のお子さんはどう思うのでしょう。

 

 不倫相手の弁護士先生のお子さんはどう思うのでしょう。

 

 そのことを思うとこの山尾志桜里議員を人として尊敬できません。

  

 そのことを思うとこの山尾志桜里議員にこの日本のかじ取りをゆだねることはできません。

 

 議員も先生の人間です。

 

 間違いは犯すでしょう。失敗もするでしょう。

 

 でも、この山尾志桜里議員は自民党の宮崎健介元議員が不倫報道された時に結構きつく追及していました。

 

 それをみて大勢の女性がこの山尾志桜里議員を女性の見方だと思ったことでしょう。

 

 改正組織犯罪防止法の審議の時も、元検察官らしく舌鋒鋭く与党の追及をしていました。

 

 これを見て反安倍の人たちは、自分たちの代弁者と思ったことでしょう。

 

 テレビでこの山尾志桜里議員の活躍を見て、家族や周りの人たちも自分たちもできる限りの支援をしようと思ったことでしょう。

 

 でも、この山尾志桜里議員はその人たちを見事に裏切っていたのです。

 

 そういう自分の一番大切な人たちを裏切る人がいつ何時日本国や国民を裏切るのかと不審に思うのも当然のことですね。

 

 だから、政治資金に関していい加減な民進党でさえ、これ以上の党勢低迷の原因にしたくないのでさっさと離党届を受理しました。

 

 ということは民進党としてはこの山尾志桜里議員に対しての詮議は行わないという責任逃れをするのですね。

 

 前原誠司新代表の船出を幹事長として抜擢し、新体制の目玉にして党勢回復を図ろうとした矢先の出来事です。これは共産党と手を組むのを嫌がっている前原氏への当てつけでしょうか?

 

 それとも、当選回数の少ない山尾志桜里議員へのやっかみでしょうか?

 

 どちらでもいいのですが、やはり程度が低い民進党だということを露呈していると思いませんか。多分これで民進党は消えていく運命が加速されたと思います。

 

 でも、ここで理解できないのが小林よしのりや左巻きの人たちの山尾志桜里議員の擁護です。

 

 そして口々に「民主主義を守る」と言っています。

 

 私は以前から時間があると自分とは考えの違う人のタイムラインを見るようにしています。

 

 この人たちが同じように「民主主義を守る」と言っているのです。

 

 私から見ればこの反体制の考え方を持つ人たちは売国奴としか思えないのですが、この我が子も家族も支援者も支持者もそして党も裏切った山尾志桜里議員を守ることがどうして「民主主義を守る」事につながるのか理解できません。

 

 彼らのいう「民主主義」とは「自分たちの主張に合うもの」とした読みようがないのです。

 

 私たちの言う民主主義とは全くの別物だと思うようになりました。

 

 彼らの言う「民主主義」を「彼らの主張」という風に置き換えてみるとすごくよく意味が通じます。

 

 そしてその「彼らの主張」とは大多数の国民の総意ではなく、少数意見なのです。

 

 私は家庭を壊すことに対しては猛烈に反対します。

 

 でも、よく考えてみると民進党や共産党の議員たちは、「夫婦別姓」や「一人戸籍」など日本社会が歴史的に守ってきた家族制度を真っ向から否定している人たちばかりです。

 

 だから、この山尾志桜里議員のように不倫をして家庭を壊すことは自分たちの主張と同じことを指しているのではないかと思うようになりました。

 

 この山尾志桜里議員の擁護をする人でこの私の意見とは違う意見をお持ちの方は、ぜひその反論をお聞かせください。

 

 いつものように礼節を持ち、論理だてての反論にはきちんとお答えしたいと思っております。