しばらくは日韓のサッカーの試合を自粛しては? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 5月31日に行われた浦和レッズ対済州ユナイテッドのACLチャンピオンリーグの後味が悪すぎる。

 

 スポーツの国際試合はその国やチームの威信をかけて正々堂々と行われるものと考えているのは日本だけではないでしょうか。

 

 日本では負けてもその健闘を称えられ、次の試合に対する声援を貰えるケースが多々あります。なぜならほとんどの国民が勝負は時の運だと思っているからです。

 

 やる気のない試合だとか、明らかに手抜きの試合ならば日本のファンは激怒し、罵声を浴びせることもありましたが、善戦虚しく敗れた場合は温かい声援を送って、さらに選手たちがそれに涙で答えるというシーンをよく覚えています。

 

 でも、韓国では試合に負けると特に日韓戦で負けるとそれはもうひどい罵詈雑言を浴びせられると聞いています。韓国に限らず、因縁の国に敗れたサッカーの選手やその家族が射殺されるという事件を多々耳にしました。

 

 これらはサッカーの試合の結果に多額の金銭を賭けているからと聞いたことがあります。

 

 幸い日本ではTOTOくらいでしょうか、闇の部分は知りませんが、サッカーで大金が表だって動くことはありませんから、国民も冷静にその結果を享受できるのではないでしょうか?

 

 サッカーは激しい運動量を求められるスポーツです。だから一流同士が激突した場合、そうやすやすとゴールが決められることはありません。

 

 だからゴールを決めた時の爽快感がファンにとっても魅力の大きな一つでしょう。それは試合中の選手にとったらなおさらのことでしょう。

 

 私は実のところサッカーにはあまりいい印象を持っていません。

 

 それは、あまりにも欧米化しすぎていて、このゴールを決めた時の喜びようもあまり好きではありません。

 

 ゴールを決めた選手に他の選手が駆け寄ってきてその喜びを分かち合うのは良いのですが、いろんなパフォーマンスはいらないと思っていました。

 

 しかし、それがサッカーの文化ならやむなしと思っていました。

 

 サッカーという国際水準で物を見たら、そういうのもありかなと考えていたのです。

 

 大相撲では稀勢の里が横綱になり、チケットが発売当日に完売するなど以前の相撲人気が復活してきました。来場所は高安が大関になっての初めての場所なので、また凄いことになるでしょう。

 

 稀勢の里が勝った時も高安が勝った時もその表情は淡々としているのをお気づきになっているでしょうか。

 

 闘志満々でぶつかって勝利した後は白鳳のようなしたり顔をせずにほぼ無表情で勝ち名乗りを受けています。

 

 たくさんの懸賞金には一つ3万円が入っており、50本もらうとすればこの取り組みだけでも150万が貰たことになります。

 

 普通はにやけません?

 

 でも、淡々と勝ち名乗りを受け、静かに懸賞金を受け取ります。

 

 朝青龍はそれを貰う時に、狩猟民族の癖か奪い取るようにとった後に、どうだ!という顔をしていたのをはっきりと覚えています。

 

 ただ稀勢の里も手負いで優勝を決めた時は、珍しく感情を表に出していました。その表情にどれだけ苦しかったのかを読み取った人は多かったと思います。

 

  だから日本人横綱が待望されていたのです。

 

 これは勝者が敗者にかける惻隠の情であり、決しておごることなく負けても卑屈になることなくという日本的な勝敗に対する概念がそうさせているのです。

 

 死力を尽くして戦った相手に勝ち誇るようなしぐさは失礼だとされてきました。大リーグでもこのような仕草は避けるべきだという暗黙のルールがあり、イチローがルーティンで行うバットを前に突き出す行為が一時問題になったこともあります。

 

 日本では勝ち負けは表裏一体のものであり、どちらかが必ず勝者、そして敗者になるようになっています。

 

 その時の勝敗の行方は時の運と言ってもいいのです。だから勝者はおごらず、敗者は卑屈になる必要がないのです。

 

 日露戦争で旅順要塞を多大な犠牲を払って陥落させた乃木大将は、降伏してきた敵軍の代表に着剣を許し、武人の誇りを持たせ、可愛がっていたアメリカ人記者に撮らせた写真は、よく見ることのできるあの写真一枚だけでした。

 

 その写真と新聞記事を読んだ欧米の人たちが日本にも騎士道があることに驚き、その後のアメリカの講和交渉などに役に立ち、そして日本がアジアで唯一国際社会(欧州を中心とする社会体制)に認められたのもその一因です。

 

 サッカーの話に戻します。

 

 サッカーはゴール後のパフォーマンスも楽しみ方の一つと考え見ています。それぞれが趣向を凝らしてゴール後のパフォーマンスをし、それを見て観客も喜んでいます。

 

 韓国にはそういう文化はないのでしょうか?

 

 韓国は観客もテロリスト安重根のどでかい肖像画を用意したり、試合後に「竹島は我が領土」という禁じられている政治的なメッセージを度々発してきました。

 

 もっとも許せないのが、東北大震災の後、それをお祝いしますというような垂れ幕をファンの一部でしょうが出していたことです。

 

 もし、それが日本のファンなら、別なファンが不謹慎だとすぐにひっこめたでしょう。あれには本当に頭に来ました。

 

 それでも、まだ民度の低い国の人たちだ、と思うようにし、同じ土俵に乗らないようにと我慢してきた日本のファンが多数でしょう。

 

 でも、今回は違います。暴力事件を大勢のファンの前で起こしたのです。

 

 暴力事件を起こした選手は6か月の出場停止や多額の罰金を払うように命じられ、チームにも4万ドル(440万円)という罰金が科せられました。

 

 喧嘩両成敗というのでしょうか、浦和レッズにも2万ドル(220万円)の罰金です。

 

 ひじうちをされたり、追いまわされたりした選手などもいました。

 

 もし、反撃したら選手どころかチームにも迷惑がかかると必死に抑えたのでしょう。見ていてかわいそうでした。

 

 世界のメディアも非常に大きな国際試合での乱闘騒ぎを見慣れているにもかかわらず、韓国の選手の暴力を非難していました。

 

 ただ、ここで心配なのがこれは日本国内の試合であって、もし韓国国内の試合であったらどうなっていたのかです。

 

 ピッチ上の乱闘だけでは終わらないのではないでしょうか。

 

 選手の安全が心配です。ピッチ上もピッチ外でも。

 

 フェアプレーというものがとても重要視されるスポーツで全力で試合を行う選手の安全を守れない協会なんて必要なのでしょうか。

 

 しばらくはサッカーの対韓戦は自粛したらいかがかなと思います。

 

 もしトーナメントで当たっても、日本は棄権したらいいのです。

 

 そうすることが無言の抗議になるでしょう。

 

 さもないと今回の件で日本選手を殴っても罰金さえ払えばいいやと思う韓国人選手が出てこないとは言い切れません。

 

 なぜなら罰金を払っても韓国内では英雄や悲劇のヒーローになるのですから充分に元は取れます。

 

 国際試合は両国の選手がその力を存分に発揮して戦うからこそ見ごたえがあるのです。

 

 それができずにびくびくして委縮した日本選手を観たくありません。

 

 サッカー協会の方々一度検討されてはいかがでしょう。