金正男暗殺、こんな国家が近所にある恐怖 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 びっくりするようなニュースが飛び込んできました。
 
 金正日の長男であり、現最高指導者の腹違いの兄である金正男がクアラルンプール空港で暗殺されたのです。
 
 まるで韓国の歴史ドラマを見ているようでした。
 
 王位継承権を持つ兄弟は王様にとって脅威であり、排除すべき存在であるというのがドラマの筋書きのようになっているのですが、それが現実になったのです。
 
 社会主義国家と言いながら完全な金王朝の跡目争いです。
 
 これでは隣の韓国の破廉恥ぶりも消し飛んでしまうほどのインパクトがありますね。
 
 いろんな憶測が飛んでいます。金正男を次の王様とするクーデター計画が発覚したとかこれで完全に金正恩の支配体制が確立したとか等々ですが、誰もその真意はわかりません。
 
 なぜならそれが独裁体制ですから、きっと金正恩の側近でさえもそれを知らないことでしょう。
 
 隣の韓国のでたらめと言い、北朝鮮の前時代的な権力闘争と言い、なぜこんな近い場所に恐ろしい国が存在するのでしょう。
 
 日本の為政者はこれらの危険から日本国民を守る義務があるのですが、「野党」という呼ばれる人たちにはまったくその意識が見られません。
 
 自民党でさえも、拉致や特別失踪者を本気で取り返そうとしている議員が何人存在するでしょうか。
 
 今回のことで自明の理になったと思います、それは「話し合いでは解決しない」ということが。
 
 話し合いはお互いがお互いを認めあい、同じ価値観の下に友好的に進めていくことですが、こんな非現代的国家とどう話を進めていけばいいのでしょうか。
 
 いろんなお話を聞くとまだ金正日は経済や国民の生活の安定が自分の王朝の安定化につながると考えていた節があります。
 
 だから小泉訪朝の際に拉致問題を国家的犯罪として認めたのです。そしてできるだけ速やかに日朝国交回復をして日本から多額の経済援助を貰おうとしたのです。
 
 それでも日本政府側には柔くない政治家がいました。それが中山恭子先生であり、安倍晋三首相だったのです。
 
 なあなあで日朝国交回復をせずに拉致問題の全面解決を求めて声高に主張されてきました。
 
 しかし、ここで足を引っ張るものが二つあります。一つは辻本清美や福島瑞穂のような朝鮮系の野党議員。
 
 そしてこれが最も大事なのですが、憲法9条の存在です。
 
 もし、日本が戦前のように武力を使える国ならば、北朝鮮は決して無辜な日本国民を拉致するようなことはありません。仕返しが怖いですから。
 
 大陸打通作戦というのを聞いたことがあるでしょうか?
 
 昭和19年から20年にかけて太平洋では海軍が米軍からボロボロにやられていた時に陸軍は倍以上の蒋介石の国民党軍を蹴散らしていたのです。
 
 CHINA軍は日本軍と対峙すると3倍の兵力差でも逃げ出す始末でした。
 
 なぜ?それは兵士が国歌に忠誠心を持たず、自分の命だけが助かればいいと思っていたからです。
 
 それに反して日本軍は自分たちがここで踏ん張らねばこの飛行場から米軍の爆撃機が出撃し日本が空襲を受けることを知っていたからでした。
 
 北朝鮮もCHINAも個人の王朝の連続でした。だからその王朝が自分のとって利があるかどうかでその人の動きが変わるのです。もちろん忠誠心はその見返りがあって初めて発揮されるものです。
 
 でも、日本人はそうではありません。
 
 皇室という2677年続く日本国の中心たるものが確固として存在していましたから、国家は個人の所有物ではないということを知っていました。
 
 だからご皇室には「姓」がありません。私は「天皇家」という言葉を相手が発したらすぐに訂正をするようにしています。
 
 井上家や野口家というような同列にご皇室を置くべきではないと思っているからです。
 
 日本国が個人の所有物ではないから、国民も安心して国民でいられるわけです。
 
 為政者は民を天からの預かり物として大切にしてきたのです。
 
 それが当たり前の日本人にとって今回の北朝鮮の出来事は全く理解不能だと思います。
 
 でもそういう国が存在し、日本語を自由に操る工作員が多数日本に存在するのも事実です。
 
 そういう認識のもと、今国会で繰り広げられている共謀罪などの野党の質問を見てみてください。
 
 こいつら(失礼)いったい誰のために反対しているのかと思えるでしょう。
 
 北朝鮮の国民は本当にかわいそうです。
 
 私たちは日本国民でよかったと感謝すべきです。そして日本国民として日本国民を守るためには今何をしなければならないかを真剣に考えるべき時だと思います。
 
 そのために、まずは憲法を正すべきだと私は思います。