新聞を読もう! | 井上政典のブログ

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 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 企業研修講師をする際、皆さんにする質問に「毎日新聞を読んでいる人?」というのがあります。

 

 以前は、「家に何新聞をとっていますか?」でしたが、家に新聞をとっていない人が多くなってきたので、前述の質問に変えたのです。

 

 すると40代の中堅管理職のグループにもかかわらず、一割程度しか読んでいないことがわかりました。

 

 では「ニュースはどうやって知るのか?」と聞くと、スマホでとるが圧倒的でした。

 

 先日、沖縄県の有力者とお話をしていた時、沖縄二紙の偏向ぶりを問題すると、「そんなの問題ではないですよ、だって新聞読んでいる人が少ないから」といわれ唖然としました。

 

 社会の経済を支える人が新聞を読まずにネットで自分の好きな情報だけをとっていたら、その人の教養を肥やすことができるのかと疑問に思いました。

 

 さらにどの層が新聞を読んでいるのかというと、お年寄りが丁寧に読んでいるのです。

 

 先日、12月2日に開催される総裁補佐・筆頭副幹事長の西村康稔議員とエルドリッヂ博士と元JC会頭の安里繁信氏のパネルディスカッションのコーディネーターを務める会の告知記事が載っていたのですが、自分は見過ごしていましたが、92歳の父親がしっかりと見つけて電話してきました。

 

 朝はどうしても忙しいので、重要な記事を斜め読みして、ピンときたものを覚えておいて事務所でネットでじっくり関連記事を含めて読むのが日課となっているので、細かいところまで読まないこともあるのです。

 

 でも、年寄り(福岡では敬語に近い意味)は時間があるので隅から隅まで読んでいるのです。さらにテレビで国会中継を見ています。

 

 ここで勘の良い人は私が何を言おうとしているのかお気づきになったはずです。

 

 うちは私の影響で産経新聞ですが、その他の福岡のお年寄りは西日本新聞が多く、NHKを信じ込んでみているのです。

 

 そしてその人たちの選挙における投票率は若者をはるかに凌駕します。

 

 そうです、選挙に一番行っている層は、地元の左がかった新聞を読んでいるのです。

 

 それでもネットで記事を読んでいる人たちは狭い範囲内でもいろいろ突っ込んで読めるので、一紙が偏向記事を書いてもその批判記事も読めるのでだんだんこの世もおかしいことをおかしいといえるようになってきました。

 

 ちょっと前まで沖縄県での抗議行動は聖域と同じで警察も不可侵の要件でした。

 

 しかし、ネット社会が発達し、いろんな情報が飛び交う中、読み手が情報を選択できるようになり、一部マスコミの「報道しない自由」が通用しなくなってきました。

 

 するとちょっと前では手が出せなかった反対派の指導者クラスの人間を逮捕し、いまだに勾留を続けています。

 

 以前だったら警察署前の抗議行動ですぐに釈放し、英雄的存在になっていたのですが、今ではそれが通用しなくなりました。

 

 これはネット社会の成熟度と比例していると思っています。

 

 2チャンネルに代表される匿名の投稿記事のような無責任なものから、実名で正論を履き続けている記事が増えて、またその記事が大勢の人から読まれるようになってきたのです。

 

 拙ブログもその片隅をしめているはずだと自負しています。

 

 数年前は良く炎上していましたが、最近はそういうこともなくなり、ちょっと寂しい思いをしています。

 

 礼を失した無礼なコメントは容赦なく削除しますが、きちんとした論点で構成された反対意見はとても楽しみに反論させていただいてきました。

 

 誰が書いたかわからないようなブログは誰からも相手にされなくなり、実名のブログがその地位を高めてきたために、政府もその傾向を参考にし始めているのです。

 

 以前なら、マスコミ以外によって社会に対して自分の意見をいうことはできませんでした。

 

 でも、市井のおじさんでも正論を吠え続けていればみんなから認められるようになるのです。

 

 そういうブログが増えてきて、そのアクセス数も多くなれば、当然それが新しい世論を形成していっている時代だと思います。

 

 私はこれを「第二の草莽崛起」だと思っています。

 

 幕末、外国の脅威にさらされ、ハイパーインフレで庶民の生活が圧迫された時に、全国各地からこれではいけないといいう志士たちが草莽崛起して世に出てきました。

 

 彼らのほとんどは自分の地位や生活を捨て、そして志半ばで命までも失ったのです。

 

 でも、その人たちがいたからこそ、世論という大きな流れとなり明治維新の大業が成し得たと思っています。

 

 みんなが自分の生活や今の地位、ホリエモンのように自分の損得勘定で動いていたら国のため、社会のために命を投げ出すことは「無意味な」「無様な」ことになっていたでしょう。

 

 博多弁で「のぼせもん」と言われる人が大勢でてこないと社会は変わりません。ただこれは世界における革命とは違います。なぜなら私たちには万世一系の天皇陛下がおられるからです。

 

 そうやって日本は社会の仕組みを少しずつ変えてきて現在に至っています。

 

 話を元に戻します。

 

 ネットではいろんな情報があふれています。その情報が正しいものなのか、偏向された記事なのかを判断する「審神者(さには)」が必要となってきます。

 

 それが毎日複数の新聞を読んで幅広い教養を身に着けることだと思っています。

 

 おすすめはもちろん産経新聞です。いままで朝日新聞の読者なら家で産経を購読して、会社で朝日と読み比べるというのが理想です。

 

 私は幸運にも学生時代に学生会館のロビーで毎日複数の新聞を読み比べる癖をつけていたので、各紙のスタンスがなんとなくわかっていたのが幸いしました。

 

 そして西洋の文化にあこがれていろいろ学んだ後に、日本の文化の凄さに目覚めたのでそれを説明する術を身につけました。

 

 教養とはすぐには役に立たない知識のことを言いますが、ある程度溜まれば大きな力になるということを最近実感しております。

 

 私より若い人(明後日で60歳になります)は、今からでも遅くないですから、新聞を複数紙読む工夫をしてみてください。自宅に取れとは言いません。

 

 購読するのは産経新聞だけでいいと思います。あとは会社でもどこかの休憩所でもネット新聞でもかまいません。違う意見の記事を読み比べることです。

 

 さすれば、日本の自虐史観に蹂躙された戦後の歴史があと10年もすれば確実に変わります。その証拠に、左巻きたちの断末魔が最近とみに激しくなってきているでしょう。

 

 野党の面々の人相が悪くなり、大多数の国民が望んでいないことを野党が焦ってしはじめているでしょう。そしてどんどん支持率が落ちていっているのに、自分たちのせいだと思っていない野党のバカ面を見るのが楽しくなってきているでしょう。

 

 蓮舫氏は二重国籍という犯罪人です。自民党はなぜそれを辞任まで追求しないのかと訝し気に見ておられる方も多いと思います。

 

 でも、その結果は?

 

 民進党の支持率はどんどん落ちており、選挙区の候補者も集まってこないどころか、民進党の議員自体がいつ離党するかを真剣に考えています。

 

 政治のレベルを上げるためには国民の教養が上がらなければならないのです。

 

 新聞を複数紙読み比べましょう。一日だけなら大したことにはなりませんが、一年十年と積み重なれば大きな知識の層ができるのです。

 

 それは自分のためでもあり、そしてそれは祖国のためでもあるのです。