知覧へ研修に行ってきました。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 知覧研修旅行をある団体から依頼されシルバーウィークの日・月で行ってきました。

 福岡を10半過ぎに出発しましたが、事故渋滞で高速が進まずどうなることかと思いましたが、事故現場を過ぎると順調に走り出し、バスの運転手さんの見事な安全かつ円滑な運転によりロスした時間を取り戻しました。

 この団体については業務上語れないのですが、愛国の心情をお持ちの青少年に影響を多くお持ちの方々だと言っておきましょう。

 この団体の研修及び親睦旅行なのですが、その企画を任されて二日間井上節を思いっきり話してきました。

 福岡から九州の南端の鹿児島県知覧まではバスで約4時間です。ずっとしゃべっていてもいいのですが、聞く方が大変だろうとある提案をしました。

 知覧に行くということは特攻平和会館を目指していくのですから、特攻のお話の概要だけを30分ほどしゃべって後は「永遠のゼロ」をバスの中で鑑賞しようというのです。何度も見た方もおられれば、始めてみる方もおられましたがバスの中で見る映画はまるで映画館のようで集中できます。

 それが終わって「永遠のゼロ」のテーマでもあります、どうして宮部久蔵は特攻に志願したかを語るわけですが、その前に映画の解説をしばしさせていただきました。

 山崎貴監督はゼロ戦が好きでゼロ戦を美しくこの映画で描いてあるのですが、様々なところにある程度知識を持った人だけが気づく仕掛けが施されており、それをいくつかご紹介しました。

 たとえば、宮部が初めて赤城に着艦するシーンで「専任教官の教えの通りに」というセリフがありますが、これが最後のシーンの低空で機体を滑らしながら後方へ回り反転急上昇をして突っ込むという特攻攻撃の後期の教本通りの攻撃に繋がるところなどです。

 さらに、大学からの操縦士の訓練の教官をしますが、当時の大学生がどれほど優秀だったかを知らないとどうして宮部が最後に特攻を志願するという場面がわからないのです。

 大学から兵隊になるとその3割は士官になりました。4割が下士官に、残りの3割が兵隊でしたが、当時車の運転も一般的ではなかった時代に普通の人なら基礎学力の習得に時間がかかるために、理系の大学生のように流体力学やエンジンの仕組みなど基礎学力に優れ、体力的にも優れた人たちを集めて促成でパイロットに養成したのです。

 宮部が教えた学生たちは次に会う時には、階級が宮部と同じ少尉になっていました。宮部は陛下らの叩き上げですから「特務士官」と呼ばれ、学生上がりは「予備士官」と呼ばれていました。

 こういう解説をすることにより、当時の様子がわかりどれだけ優秀な人が特攻という日本人しかできない攻撃に命を捧げたかが理解できると思います。
 
 そして今の大学生のレベルとは大きく違うということもシールズの話をして理解していただきました。

 知覧は陸軍航空隊の基地ですが、特攻に行かれた英霊の方々の中で多くの学生出身者もおられました。

 若くして少尉で戦死し、死後二階級特進で大尉になられている方々の遺書の数々を見れば、その方々がどれだけ優秀な方であったかがわかると思います。

 たくさんの遺書に目を通し、その中でも心に飛び込んでくる遺書を巡りあってくださいと伝え、知覧特攻平和会館に入場しました。

 少しの予備知識をつけるだけで現地で伝わってくるものが数倍違ってくるのです。

 映画の中でも、大会社の会長になられていたり、最後に飛行機を変わり戦後未亡人になった松乃さんと結婚した大石少尉は弁護士でしたね。宮部との会話の中で生き残ったら人々の役に立つ仕事をしたいと言っているのですが、映画の前半に孫が「お金にならない案件ばかりだね」と語るシーンがあり二度三度見ても全然飽きない作りになっていることがわかります。

 生き残りの証言者達も初めは「臆病者」だとか「卑怯だ」という悪いものばかりで、それを聞かされた孫がやる気をなくすのですが、宮部のことを語るために余命が伸びていたと悟った人の話を聞いてだんだん目覚めてきます。

 これは今の日本人がだんだん戦後の日教組の教育の呪縛から解き放たれてきたことを示しています。

 日本はアジアに悪いことをしたから謝らなければならないと教えるのは子供たちのやる気を削ぎ、将来の希望の目を摘むことになることを表していると解説しました。

 自分の御爺ちゃんが素晴らしかったと聞いた孫は、自我に目覚めどんどん真実に迫るようになり、やる気もおき背筋も顔つきも男らしくなっていきます。

 これこそ教育ではないのでしょうか?

 これもフェイスブックで拾ったので真意はどうかわかりませんが、あの自称12万人警察発表3万人のデモも後、周辺には糞便がいたるところにあって臭気をまき散らしていたそうです。

 トイレも満足にない場所に万を超える人が集まれば、どういうことになるのか容易に想像はつきますね。

 そして映画の端々に、自分の命を捨ててでもあの人を守ると誓ったという言葉が出てくるのです。あの人こそ生き残るべきだと。お互いが相手のことをそう思いながら生きることそして死ぬことができるのが当時の日本人だったのです。

 自分は戦争に行きたくない、人を殺したくないと法案の趣旨から全くかけ離れたところで個人のエゴをラップで叫ぶ、共産思想にまみれた若者がもう一度この映画を心をニュートラルにしてみてほしいと思います。
 
 だれもが死にたくないし、戦争もしたくありません。自分の大切な人を守るためには自分の命を投げ出すことをいとわないという日本人とその文化がなせる業が当時あったのです。

 今はどうでしょう?
 
 わたしはそのDNAは確実に受け継がれていると思います。

 大規模な自然災害の場で見ることができる自衛隊や消防や警察の方々の献身的な救助や、一般の方々の協力し合い助け合って乗り切ろうという姿です。

 そこでも、自衛隊の活動に抗議をしたり、自己のエゴを押し通そうとする人たちも存在します。

 その人たちが今国会於ける野党の存在とかぶって見えてしまうのは私だけでしょうか?

 自分たちは戦力を否定しながら、その行動は誰よりも暴力的でした。特別委員会で委員長を護った自民党の猛者たちは佐藤議員の指揮の下、集団で立派に委員長を守るという任務を果たしました。

 そこに突っ込む野党の議員たちの姿もきちんとテレビカメラで捉えられています。その際も委員長を守るために伸ばした佐藤議員の右手がダイブしてきた小西議員の左顔面を的確にとらえて撃墜している姿も映っていました。

 緑のジャケットを着た女性がダイブしてきた姿も映っています。後に蓮舫議員が稲田議員とのテレビでの討論でケガをした主張する女性議員のようですが、これと議場後方で民主党の津田議員に引きづり倒されている自民党の女性議員とは全く次元の違うものだということがはっきりと映像を見ればわかると思います。

 この津田議員の暴力はきちんと国会で追及してほしいものです。

 極めつけは山本太郎です。一人牛歩戦術をしてきましたが、牛歩戦術は組織的行うから効果のあることですが、一人でやっても何の意味のないことをわからないのでしょうか。それとも他の議員にも話を持ちかけたと言いますが、だれも同調しなかったのが真相のようです。

 アメリカの戦争に巻き込まれないため?

 そのために日本には政府があり、野党も存在するはずです。

 国家が国家・国民のためにあらゆる手段を取るのは当たり前のことです。そこにはCHINAという何をしでかすかわからないとても迷惑な隣国があり、またそれに阿る恩知らずな隣国もあるのが我が国の現状です。

 南沙諸島で軍事基地を多数建設しているCHINAですが、この海域をシーレーンとして物流の動脈にしている国は日本・台湾・韓国そしてCHINAの四か国です。

 そこに軍事基地を建設し、このシーレーンを封鎖したら日本だけでなく台湾が困り、台湾がCHINAの手中に落ちれば最も困るのは日本だということがどうしてわからないのでしょう?

 そのためにはベトナムやフィリピンと共同行動をとることが日本の安全保障にとって重要になると思わないのでしょうか。それが集団的自衛権の限定行使です。

 これをされると一番嫌な国はCHINAです。そうすれば、戦争ではなく話し合いで折り合いをつけようとしてくるのは当然の論理の帰結だと思わないのでしょうか。

 今回の国会決議も10党あるうちの政党のうち、5党が賛成したことにより成立しました。
 
 次世代の党(中山恭子党首)は知名度が低い政党でしたが、これによって国防問題は頼りになると少しは世間に示せたのではないでしょうか。

  自公だけで議員の数は大多数になりますが、いくら小さくても3党の野党が賛成に回ったことで暴力的に訴えなければ「強行採決」と言うことができません。なかなか自民党もしたたかです。もちろんいい意味です。

 フィリッピンもベトナムも海上戦力の面からは微々たるものです。でも、これらと共同することによって国際世論を味方につけることができるのです。

 そして戦後一貫して反日キャンペーンを行い、日本がいかに野蛮で軍国主義な国かというイメージを植え付けようとしてきたCHINAとその子分の韓国は日本が集団的自衛権の限定行使ができるようになることにより、その今までの努力は水泡に帰したといっても過言ではありません。

 なぜなら国際世論を日本は味方につけることができるからです。

 それが集団的自衛権の限定行使ができるようになる大きな利点です。
 
 ではこれによって戦争になる可能性が増えたか?

 いいえ逆です。その可能性は確実に減りました。

 日本を相手にしたら一方的な勝利はできなくなり、ただでさえ不安定になってきたCHINA政権が敗戦するかもしれないというリスクを進んで背負うことはしなくなるからです。

 これは日本国民のみならず、ベトナムやフィリッピンそしてCHINAの国民までも戦争に巻き込まれないで済むというありがたいお話なのです。

 それを暴力的な手段を使っても徹底的に反対しようとする勢力は本当の愛国者といえるでしょうか。

 そしてついには共産党の傘下に民主党や社民党が入るような動きも出てきました。民主党執行部の「赤ぶり」がやっと本性を現したのです。

 何度も言いますが、共産党政権になって国民が幸せになるのならそれも良しとしましょう。でも、世界を見て共産党主義政党が政権を担って国民が幸せになっているところはどこに存在するのでしょう?

 戦後70周年、先の大戦で自分の命を投げ出してもこの国を守ろうとされた英霊の方々にどんな顔をして野党の議員は会うのでしょう?

 あっ、そうかだから彼らは靖国神社に行かないのですね。首相が行くことを反対するのですね。

 英霊の方々に顔向けできない、またしようとしない国会議員には祖国のかじ取りを任すことはできません。

 今反対している議員の顔や芸能界で反対している不勉強なタレントの顔をよく覚えていきましょう。その人たちには静かに消えてもらわねばなりません。芸能界の人たちは「芸」の「能力」があるから存在するはずです。政治の話をすることはタブーだということを思い出さねばなりません。

 そして国民もそのような芸人が選挙に出ても知名度だけで当選するようなことを許してはならないのです。

 もう何度も失敗しているのだから理解していると思いたいのですが・・・。