日本は戦争のできる国? | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 日教組の教師たちによる組織的と思われる子供への洗脳工作がどんどん進んでいるように思えるのは私だけでしょうか?

 集団的自衛権を政府が憲法解釈で認めたから、徴兵制が復活するという時代錯誤の話をしていると先日書きました。今日はそれについての根本的なところを書き足したいと思います。

 まず、政府による憲法解釈の変更についてですが、これまでも度々行っているのが歴史的事実です。

 吉田茂首相は初めは自衛の戦争も一切認めないと言っていたのに、後に自衛の戦争は認めると言いました。つまり、憲法9条の解釈を当時の総理の一言で変えているのです。

 それはなぜかとみると、東西冷戦が激化し、日本やアジア諸国をアメリカ一国で守り切れなくなってきたからです。それは別な言い方をすると、日本を取り巻く環境が変化したら、憲法解釈も変えて対処したのです。

 ご存知に様に日本国憲法は制定以来一度も改正されていません。

 でも、公布当時とは世界情勢は刻々と変化してきました。だから日本政府は、憲法を変えるのではなくその解釈を変えることにより現実に対処してきたのです。

 だから、戦後70年間これほどの欠陥憲法であっても戦争は起きませんでした。

 憲法9条を厳密に守っていたら、とっくに日本の離島はCHINAや韓国にとられていたでしょう。

 竹島上空も以前は自衛隊機が哨戒していたと昨日田母神閣下から直接お聞きしました。その後大人の対応によって自衛隊が近づくなという命令がでて、行けなくなったそうです。

 そして現在は軍事基地化および観光地化しております。

 精強な自衛隊は、憲法9条を厳密に守っていたのでは生まれていません。ただ、わざわざ費用をかけて性能を落として航空機を配備するようなバカなことはしていましたが・・・。

 精強な自衛隊が存在すること自体が憲法解釈を時の政府が時代の変化に応じて行ってきたことの証拠です。

 それを安倍政権だけが無理やりしたというのはちょっとおかしいでしょう。

 国民も三分の二が今回の憲法解釈は周りの情勢を考えればそうせざるを得ないだろうと賛成しています。

 CHINAの広報官が、日本が戦後築いてきた平和主義を転換するのは云々と非難していましたが、お前たちが日本が侵略国家だと非難しながら、実際は自分たちがチベットやウィグルや南蒙古を侵略し、自国領へ現地の人たちの意思は無視して飲み込んでいったことは一切言いません。

 その事実に日本国民も気づき始め、さらに東シナ海に積極的に進出を始めてきたのにおとなしい日本人も危機感を持ち始めた結果です。

 こういう状況の変化に安倍政権は対応しただけですが、どうして左巻きは騒ぎ立てるのか本当に理解できません。

 彼らは日本国が侵略され、直接の被害を受ける同朋がいるにもかかわらず、自分たちさえよければいいという考えを持っているのでしょうか。

 不可解な出張を繰り返し、議員の活動費を不正に使用した疑いがあるあの絶叫県議と山本太郎をはじめとする国会前で大声で騒ぐデモ隊が重なるのは私だけでしょうか?

 大きな声を出せば自分の不正や都合の悪いことそして気に入らないことをごまかせるとでも思っているのでしょうか?

 集団的自衛権の解釈変更反対、原子力発電所再稼働反対、普天間基地移設反対と同じような顔ぶれが揃っています。国会議員の先生たちも同じような顔ぶれが支援しています。

 つまり、ここで支援している売国奴議員たちは、デモに参加するような人たちによって支持されて議員資格を保っていることがわかります。

 テレビのコメンテーターもデモを支持する人が多いのですが、そのほとんどのコメンテーターの過去の発言を見ると日本国よりも他国の利益のためにしゃべっていることが多くみられると思うのは私だけ?

 これらが密接に繋がっていることを普通の日本人も気づき始めました。これはネットの力は大きいのです。

 だから、彼らは日教組などを通じて教室というある種の密室で聞かざるを得ない子供たちに洗脳しているのです。

 皆さんのお子さんたちは大丈夫ですか?ぜひ、親子の会話で確認してみましょう。

 一人では決して対処しないでください。左巻きたちは平気でいじめを仕掛けてください。これを複数の親たちで協力し合ってしてください、それが集団的自衛ということになります。

 単独であるならば敵からピンポイントで攻撃を受けやすいですが、集団になると攻撃をかわせる可能性が高くなります。どちらが子供が先生からのいじめにあう可能性が高いですか?

 解釈の変更でどうにか荒波を乗り切ってきましたが、そろそろ限界が近づいています。

 日本が再び戦争ができる国になるというもっともらしい意見が現実味を帯びてくるのですが、ここで「戦闘」と「戦争」を明確に区別することが必要となってきます。

 すべての戦闘と戦争が同じものではありません。

 尖閣諸島付近でCHINAとの小競り合いは生じる可能性は大きくなっています。そこで日中どちらかに死人がでればなおさらマスコミや左巻きは騒ぎやすくなります。

 でも、これはあくまでも局地的な戦闘であり、戦争ではないのです。

 戦闘は現地の部隊の装備でも十分ですが、戦争となると準備、燃料や弾薬の補給、兵士の配置など莫大なお金がかかり、議会の承認がないとできないのです。

 以前北朝鮮と南の国境のヨンビョン島で北朝鮮からの砲撃がありました。そして南の民間人が砲撃で亡くなりました。

 これは戦闘です。それも不意打ちです。

 しかし、それから戦争に発展したでしょうか?

 前回も書きましたが、戦争をするということは国家国民にとってそれはそれはとても大きな負担になるのです。だから普通の指導者は戦争にならないように最大限の努力をするのです。

 集団的自衛権の憲法解釈もその観点により行われました。これにより、日本が戦闘に参加することがあるかもしれませんが、他国との戦争に参戦することはありません。

 自衛隊の丸腰の情報収集機にCHINAの戦闘機が異常接近してきましたが、今後は無くなるでしょう。なぜなら日本は本気モードに入ったよと憲法解釈によってメッセージを送っているからです。

 いままではどんなに挑発しても絶対に殴り掛かってこないとわかっていたから、無謀な挑発行動をしてきました。そしてそれが偶発的な戦闘になる可能性がとても高かったのです。

 でも、それが日本が普通の国になりつつあるとわかった瞬間から、CHINAは近づいてきません。なぜなら装備も練度も圧倒的に不利だということがわかっているからです。

 でも、あのしたたかなCHINAのことです、また挑発行動をしてくると思います。でもその時は日本側は冷静に大人の対応をするのではなく、国際法のルールに則った講堂を粛々とするべきだと思います。

 そうしたら、10年はCHINAは挑発行動をしなくなるでしょう。

 現代の兵器システムは高度なものになっており、徴兵でかき集めてきた兵士では簡単に習熟できないようになっています。

 熟練工のように自分の階級を上げるのではなく、自分の腕を磨くことに生きがいを感じている古参の自衛隊員たちがいっぱいいるのです。

 そして国家を守ると熱い思いで入ってきている隊員たちは一般の日本人とは一味もふた味も違っています。数人の自衛官と話してみてください。ほとんどが素晴らしい顔つきをした人たちです。

 でも彼らは戦争も戦闘も本当は望んでいません。なぜなら最初に命が危険になるのは彼らですから。でも、自分たちの技術を磨くことにより、敵が攻めてこないということを知っているので、毎日激しい訓練に耐えています。

 50年以上前の歩兵が突撃!という号令のもとに塹壕を出て走り出すというイメージが多い左巻きが多いのですが、現代戦では相手を肉眼で目視することはまれであり、レーダーやコンピュータのディスプレイ上の点滅で敵を知る戦いが多いのです。
 
 そしてやられる方はどこから弾やミサイルが飛んできたことも分からずに撃退されるでしょう。

 日本は幸運にも島国なので、歴史的に見ても地政学的に見ても、蟻のような歩兵の大群が押し寄せて来るというのはありません。
 
 それよりも怖いのがマスコミやデモ隊による戦闘がどんどんエスカレートして戦争になるという反戦的な論調が高まる方が日本にとって怖いのです。これは民主主義国家の弱点です。

 武力的に有利な方が耐えたら、のちの外交交渉がやりやすくなります。
 
 日本が普通の国になってきたということはCHINAや韓国にとって本当に嫌なものでしょう。

 さらにリムパックに参加しているCHINA海軍は、自分たちとの練度や装備の違いに恐れおののくことになるでしょう。これこそ、米海軍の大人の対応で安全保障を担保することでしょう。

 ぜひ皆さん、田母神閣下の本などを読んで真実の国防という知識を身につけましょう。それが戦争を回避する大きな判断基準となります。