英語漬けの三時間を過ごしました。 | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 昨日は久しぶりに英語漬けの三時間を過ごしました。アメリカ人4人と私でしたが、最初はいつもの会話の主導権をとるという戦略が見事に功を奏し順調でしたが、次第に初対面同士が打ち解けるにしたがってまったくの治外法権になってしまいました。
 リディアさんが途中で気付き、ときどき解説をしてくれたので、何とか最後まで完走しましたが、それがなければ振り落とされていたでしょう。
 もっと英語も磨かなければ・・・。

 まあ、今回はムーア夫妻をご接待するというのが目的だったので、その目的は大成功でした。


 後で聞いた話ですが、アメリカ人同士が初対面の場合、紹介するときに最悪なパターンがあるそうです。それは、職業を最初に言うことで、特にロン・リディア夫妻の場合には、その最悪の職業が当てはまるそうです。


 リディアは牧師、ロンは心理療法士でこの組み合わせをいったとたんに会話がしらけてしまうそうです。牧師と心理療法士ではあまり会話は弾みそうにないですよね。なるほどと思いましたが、昨晩は一度もそんなことが無く、いつも私がセットする会のようにいきなりトップギアから始まり、怒涛の三時間となりました。


 彼らも今回は一度もそんな雰囲気にならなかったと不思議がっていましたが、なるほどと私は思いました。


 この会をセットするのに誰がいいかを一所懸命に考え、人選したことが功を奏したのです。まるでお茶会に招待する主人と客のような考え方です。


 茶会をよく知らない人は、あんなかたぐるしい席で何の会話かと思われがちですが、人選をうまくやるととても話が弾み、楽しい席となります。お茶など正式に習ったことのない私ですが、その精神は禅宗の教えから来ており、そこには調和というひと、もの、場が一体になるという考えから来ております。


 今回もアメリカ人同士、食べ物に制約が無く、肉食、ビール好き、そしてこれが一番大事なのですが、バルーンニスト(プロの気球の操縦者)で、彼らは自然と対話しながら競技をすることを前回お話した時に気付いており、それは日本人の自然に対する考え方にも通じており、さらにロン・リディア夫妻も理解できるところだということがわかっていました。


 そういう共通の認識が同じ人を同じテーブルつけて食事させれば、盛り上がるのは必然だと思っていましたが、異文化のアメリカ人にも通用したのが大変嬉しく思いました。


もし彼らがマネーゲームの愛好者だったら、この両夫婦をあわせることは無かったでしょう。とにかく楽しいひと時を過ごしました。