【四天王寺七宮】大阪市天王寺区・河堀稲生神社【摂津国】 | 関西歴史街道

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大阪市天王寺区の河堀稲生(コボレイナリ)神社。
四天王寺建立時にその鎮守として創建された四天王寺七宮と呼ばれる七社のひとつ。
ほかに堀越・大江・上之宮・土塔・小儀・久保神社がある。

地下鉄谷町線・四天王寺夕陽ケ丘駅から東南800mに鎮座している。


鳥居



拝殿


本殿

主祭神は、穀物の神である宇賀魂(ウカノミタマ)大神。
スサノヲ命の御子神で、稲荷神として知られる。
景行天皇期に昼ケ丘と呼ばれていたこの地に、
稲生神が祀られたのが創建の由来。
聖徳太子が四天王寺を建立した際に崇峻天皇を合祀し、社殿が造営されたと伝わる。


788年には、和気清麻呂が水害防止のため、摂津・河内両国の境に堀を通す工事の安全を祈願し、ここの地名は古保礼から河堀に変わった。
江戸期前半にはスサノヲ尊を合祀、明治40年には、大阪城内の鎮守者であった稲生神社が合祀され、現在の社名になったという。
昭和20年の大阪大空襲により社殿は焼失するが、同25年に再建された。

境内社


河堀稲生神社を出ると、次は真田幸村が亡くなったとされる安居神社に向かった。
その模様は次回の記事にて。
それでは、また。ごきげんよう~!^^




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