【延喜式内社】大阪府柏原市・鐸比古鐸比売神社【河内国】 | 関西歴史街道

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大阪府柏原市の鐸比古鐸比売(ぬでひこぬでひめ)神社。
平安期に朝廷が定めた延喜式神名帳に記された古社のひとつ。
近鉄大阪線・堅下駅の北東700m、生駒山系高尾山の西麓に鎮座している。


鳥居


石段


手水舎



拝殿

拝殿は瓦葺きの入母屋造によるもの。

本殿

元々この鐸比古鐸比売神社は、鐸比古神社、鐸比売神社と別の神社であり、それぞれが式内社だった。
昔、鐸比古神社は高尾山山頂に、高尾大明神として祀られていた。
また、鐸比売神社は高尾山麓の姫山に祭祀されていた。


室町期頃に鐸比古神社は現在地に遷座されたが、戦国期の兵火で社殿を消失。
現在の社殿は江戸元禄期の再建とされる。
鐸比売神社は大正末期から昭和初頭に、鐸比古神社に合祀された。


祭神は鐸比古命と鐸比売命。
鐸比古命は第11代垂仁天皇の皇子とされ、金属精錬・製鉄に携わった人たちがその守護神として奉祀されたという。

境内社


鐸比古鐸比売神社を出ると、次は式内社の若倭彦命神社に向かった。
その模様は次回の記事にて。


それでは、また。ごきげんよう~!^^



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