金本位制による国の破滅 | 歴史エッセイ集「今昔玉手箱」

歴史エッセイ集「今昔玉手箱」

本格的歴史エンターテイメント・エッセイ集。深くて渋い歴史的エピソード満載!! 意外性のショットガン!!

イルミナティのグランドデザインは
「日本を開国させ、金解禁を強要し、
恐慌を起こして戦争へ向かわせ、外債
を引きうけた上で破滅させる」という
ようなものだろう。長崎グラバー亭の
主、トーマス・グラバーは、影の倒幕
プロデューサーと言われ、坂本竜馬が
設立した亀山社中に米製ライフル銃
7800丁を仲介した。この銃はやがて
長州軍の主力である奇兵隊の手に渡り、
倒幕戦にフル回転する。あるいは
長州藩の井上聞多(馨)・伊藤俊介(博文)
らの、イギリス密航留学を支援して
いる。


三菱財閥創始者の岩崎弥太郎と密接な
関係にあったグラバーは戊辰戦争後、
自らの財政難もあって明治26年に
長崎造船所と高島炭鉱を三菱に譲渡し、
三菱の特別役員に就任している。三菱
の社紋は岩崎弥太郎の故郷・土佐藩主・
山内家の三つ柏をアレンジしたもので
ある。柏木はケルト・ドルイドの聖木
であり、フリーメーソンの信仰と
重なってくる。


1879(明治30)年に金本位制を採用
した時の首相は松方正義。日銀総裁は
三菱財閥2代目・岩崎弥之助。彼の娘は
松方の次男・正作に嫁ぎ、姻戚関係に
あった。日清戦争の戦費は約2億円。
清国からの賠償金が3億6千万円。
使途の85%が軍備増強費。その大半が
三菱財閥を潤す仕組みになっている。
戦争様様なのだ。


ロスチャイルドが意図的な情報操作
によって恐慌を引き起こせば、戦争
になる可能性が増大する。明治政府は
日清戦争後に金本位制度に移行し、
ロスチャイルド傘下のロスチャイルド
商会、バース銀行などのユダヤ系金融
機関から戦費を借りて、日露戦争へ突入
したというわけだ。


「あなたがたも気づいているように、
金本位制を採用してきた国々は破滅に
至っている。この制度は通貨に対する
需要を満たすことが出来なかったからだ。
金が少なければ少ないほど需要は満たさ
れず、国は破滅してゆく。だから
われわれは金を出来る限り市場に流通
させないようにしている。
(ユダヤプロトコール5)」


第1次世界大戦後、ベルサイユ会議経済
部会は金本位制を採用。ドイツは賠償金
120億ドルが払えず、連合国もアメリカ
から借りた金が払えなくなった。支那では
餓死者が何百万人も出た。フリーメーソン
はドイツから賠償金を取り立て、世界に
恒久平和を実現する為として国際連盟を
設立した。


日本人のフリーメーソン第1号は、西周
(にし あまね)。1829(文政12)年
島根県津和野の生まれで、幕府オランダ
留学生として渡航した際、オランダで
入会。ライデン大学で国際法と自然科学
を学んでいる。帰国後は徳川慶喜の政治
顧問となり、明治政府では兵部省・文部省・
宮内省の官僚を歴任。


彼の仕事の中で特筆すべきは、軍人勅諭
と軍人訓戒の起草と、その精神の確立
だろう。その根幹は誠心という天皇に
対する絶対の忠誠だった。学校に
おいては国家中心主義の教育勅語を
暗唱させられ、軍においては軍人勅諭
と戦陣訓の暗唱が義務づけられた。
軍国主義の国家神道は、米英の謀略に
よって戦争への道を突き進み、日本人を
塗炭の苦しみの果ての敗戦へと導いた。


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