嬉しい事にインドネシアアパートの本棚で続きを発見。前回1冊目を読んでからずいぶん時間が経ったが脳内熟成されているので2冊目もすんなり読み進める。以下ネタバレあるので、お気をつけ下さい。


天吾と青豆がいつ出会うのか楽しみにしながら読んでいる。この作品タイトルの意味も少しずつ感じてきた。


この二冊目はいつになく性的描写や内容が多くて意外であった。なんか、かなり切り込んでいるという印象。こんなにボリューム取るか?という感じ。作者の今までの入り方と違う。新たなスタイルへの挑戦なのだろう。


ついに天吾が手直ししていたフカエリの作品、『空気さなぎ』が発表され新人賞を満票で受賞した。これが話題になった事で怪しい宗教団体とフカエリの関係がより明確になる事を狙う戎野先生。一方、青豆の周りで謎の存在であるリトルピープルが姿を表し始めた。謎キャラや設定が盛りだくさんであり、説明が一つ一つ詳細になっていくのが春樹作品の良い所。今後が楽しみ。


この宗教団体に近づくうちに天吾と青豆がニアミスしていくのだろう。リトルピープルが何をしてくるのかも気になります。


三冊目も手に入れたので続けて読む事でしょう。