歴風呂 -5ページ目

歴風呂

歴風呂。

それは、歴史を生きた人々と、

語り合い、汗を流し合い、ときには議論を戦わせる、

アツき裸のお付き合い。

さあ、あなたも、ともに!!

第二十二回『真田幸村参上』。


真田の娘・初音によって、上杉と真田の間に同盟が結ばれます。
しかし、その条件は「真田より人質を差し出す」というもの。
そこで選ばれたのが真田昌幸の次男・幸村。
戦国の伊達男・幸村の活躍が始まります。


さっそく春日山に現れた幸村は、直江家の接待の席で兼続に迫ります。
昼間幸村を負かした泉沢久秀は食って掛かります。
なぜなら、心づくしの接待を「にせもの」よばわりしたのですから。
義をうたう上杉を侮辱するには十分でした。
ところが、兼続は幸村の挑戦をうけ、杯をうけます。
幸村の心には彼はどう映ったのでしょうか。


しかし、翌日。事件が起こります。
なんと久秀が謙信公よりいただいた大事な槍がなくなったのです。
犯人を幸村と決めつけた久秀は彼を詰問しますが、逆に挑まれてしまいます。
そして、久秀は負けてしまうのでした。
いったい槍はどこに??


幸村を連れて海に出た兼続。
彼の胸中には、謙信公が景虎を北条から養子にしたときの心情があったのです。
だから、幸村をどうしても悪く思えない。
そんな兼続は、彼を犯人ではないとはっきり言います。
それでも、彼はかたくなに言い張るのでした。
「そんなだから、上杉は愚直者ぞろいといわれるのです。
 戦国乱世で人を信じていては寝首をかかれるのだ」と。
それに対する兼続の返答が今日の一言。
「ならばわしは、たとえ裏切られても信じてみようぞ。
 その生き方のほうがおもしろいぞ。」

兼続は、幸村を気に入ったのです。
そのかたくななまでのまっすぐさに。


ところが、そのころ、家康が上杉との盟約に対し、居城である上田城に大軍をさしむけるとの知らせが。
それを聞いた兼続は、すぐに上田に帰るよう言います。
手勢を率いて帰るようにと。
これが上杉なのだと。
たしかに普通ではありません。
盟約の要である人質をみずから手放すなど普通はありえないのです。
ですが、義を重んじる上杉だからこそ、できることなのです。


そしてついに、開戦となりますが、上杉の助けもあって家康軍に打ち勝つのでした。


しかし、届いたお礼の書状には、幸村のことは一言も書いていなかったのです。
やはり裏切られたか…と気を落とすが、景勝が励まします。

しかしです。
やはりそこが幸村。雪が溶けるころには春日山に帰ってくるのです。
そしてなんと、「兼続の弟子になる」というのでした。
こうして幸村は兼続の義を受け継ぎ、天下にその名を轟かせる武将となっていくのです。
兼続ほど多くの武将に尊敬された人物はいないと思えるほど、こういうエピソードの多い人ですね。

あ、忘れてましたが、久秀の槍は妻がそっと修理に出していただけ。

人騒がせ(笑)


さて、来週『愛の兜』。
ついに兼続の兜の前立てである「愛」の文字の登場です。
みなさんもお待ちかねだったでしょう??
次回景勝とのあいだで印象的な出来事が起こります。
来週も見逃せません!!


第二十一回『三成の涙』。


引き続き、越後の落水城にて。
秀吉は、まったく話さない景勝に少々疲れ気味。
そんななか、
三成と兼続の仲は、三成の侮辱の言葉に急速に冷え込む。
それをみた秀吉は、三成を外へ追っ払い、
兼続に彼の生い立ちを話すのでした。


幼い頃より寺で育った三成は、
秀吉の目に留まり、長浜城につれて帰られた。
その折に、秀吉の妻・おねの握り飯に感動した三成は、
はじめて涙を流した。

この話に、頭に血が上っていた兼続は、
三成に親近感を覚えるのでした。
だって、雲洞庵で涙に暮れた生活を耐え忍んだ兼続ですから。


握り飯をもって三成をもう一度訪ねた兼続は、
友がいないことを秀吉が嘆いていたのを思い出し、
手を差し伸べるのですが…。
素直になれない三成は、またしても憎まれ口を。
しかし、もう怒らないのでした。
ここで、三成は、
天下人とは、日本国の民の幸せを実現する者のことだといいます。
兼続は、越後の民の幸せに留まっていたので、
その考えの深さに感嘆します。
このころより少し三成を見直し始めたようですね。


ところかわって春日山では、景勝が妻・菊に責められていました。
しゃべりが不得意な彼は、
少々きつい性格の菊に閉口するのでした。
しかし、義母・仙桃院の深い理解によって菊の心も解けていくのでした。
なんにしても、景勝は男らしいところがあって、
菊を一生大事にしていく人なので、ほほえましいエピソードですね。


一方兼続は、この夫婦喧嘩にまきこまれていたこともあり、
そっと訪ねてきた三成になかなか会うことができません。
その間に、ほかの家臣団といさかいをおこすなど、
三成節は衰えることはありません。
そこへ、主である兼続が帰ってきますが、
もう帰るとにべもない。
しかし、お船の説得と、
偶然訪ねてきた百姓たちと兼続の様子をみて、泊まっていくことに。


ところが、やはり他人に対して冷たい三成は、
再度結集した越後の家臣団とまたぶつかりそうになります。
ほんと困ったヤツです(笑)
そこで、兼続はアホになったつもりで越後の踊りを踊りだします。
はじめは堅かった雰囲気も、
兼続の機転によりうちとけたものに変わっていくのでした。


その夜半。
二人は話し合います。
でももうお互いのことを悪く思うことはありません。

今日の一言は、三成のらしくない?この一言に決定。
「民のことをずっと思ってきた。しかし、
 互いに思いやること、互いに歩もうとする志。
 それが大事。」

兼続「(それがわかるとは)さすがだな。」
三成「いや、おぬしが教えてくれたのだ。礼を言う。」
兼続「水臭いことを言うな。
   今日よりおぬしはわしの友よ。」

そして、一つの握り飯を分け合うのでした。
おもむろに立ち上がる三成は、
やはり泣いてしまったのでした。
最後まで素直になれない三成でしたが、
これより、二人は唯一無二の友になるのです。


さて、次回『真田幸村参上』。
いよいよ初音の実家・真田家の登場です。
今でも根強い人気のある幸村。
どんな関係を築いていくのでしょうか。
楽しみです。