今回は第六回「女の道」。
於一は、なんと斉彬の養女になるように父に言われます。
アタマが真っ白になる彼女。
そりゃそうでしょう、このまま続くと思われた平凡な日々に突然舞い込んだ大事態ですから。
特に喜んだのは侍女・菊本。
於一のおてんばさに頭を悩ませ、ずっと気をもんできた、彼女の二人目の母といってもよい存在でしたから、
島津七十七万石の姫になれるなんて、
どこの殿様にもらってもらうよりうれしいことだったでしょう。
でも困ったのは、肝付の三男・尚五郎。
いきなり話が覆されたばかりか、遠い手の届かないところへいってしまうというんですから。
完全に我を失い、自棄酒をあおる始末。
そして、男泣きに泣くのでした(涙)
これには、非常に心痛みました・・・。
一方どうしても納得いかない於一。
直々にお殿様・斉彬に尋ねます。
「なぜ自分を選んだのか」と。
一つは、その正直さ。
斉彬は、どこにいっても「腹の底の見えない男」と揶揄される、沈着冷静な男。
そのため、友人にもなかなか信用されないし、
先日などは、実の弟・忠教(ただゆき)にも離れられてしまう結果に。
そんななか、於一だけはまともに付き合ってくれ、正直に接してくれるので心が休まるというのである。
二つ目は、母に似ているからだそうだ。
賢く、風変わりで、愛情深い女性だったらしく、
そんな母によく似ている於一が気に入るのもよくわかるというもの。
そんな「正直」な斉彬に、於一のほうも決意が固まったよう。
「ぜひご養女に」
今回のポイントは、菊本の言葉です。
斉彬に会いに行く於一に、菊本はいいます。
「女の道は、一本道。引き返すのは恥です」と。
女性は自分の行く末を決められなかったこの時代。
定められた運命でも、受け入れてその道を全うするのが女の道、ということでしょうか。
男でも、女でも、与えられた運命を全力で全うすることが
人生をよりよく生きる秘訣なのは、今も昔も一緒ですね。
しかし、最後に衝撃のシーンが。
城から帰り、ほっと一息つく於一。
そんなとき、慌てた侍女がやってきます。
「菊本様が・・・・ご自害を・・・・。」
見てはいかんという父の制止をふりきり、菊本の亡骸にかけよる於一。
いったい、このタイミングで、自害するどんな理由があるというのか・・・。
次回は第七回「父の涙」。
いよいよ於一の養女の手続が。
しかし、菊本の死が整理できない於一は、いったいどうするのか・・・。
次も目が離せませんね。