すーさんの書いた赤ちゃんのトリセツ本です。
胎児期から乳幼児期まで、子育ての「やり方」ではなく「在り方」を書いた本です。
この一冊に、子育ての本何十冊分のいいところを詰め込んでいますよ(^-^)v
↑↑↑ ぜひお読みください(^o^)v


今回は、過去にもブログ記事にしたことのある、すーさんの伝えたいことをあらためてご紹介させていただきます(^o^)v



―昨日の記事―

昨日は、赤ちゃんはママを困らせるために、イタズラしているつもりではないのです。
自分の成長のために実験しているだけなのです。
それなのに、大好きなママに怒られたりしたら、どれだけ自己肯定感が下がることでしょう・・・というお話でした。
赤ちゃんがイタズラに思えることをしている時には、どんな「成長するために必要な課題」をやっているのかについても、思いを巡らしてほしいのです。
それによって、好きなだけさせてあげるという、心の余裕が生まれます。
ひたすら赤ちゃんと過ごし、赤ちゃんの投げかけてくるサインに気付いてあげ、応えてあげる。
それを、喜びをもってやっていければ、こんなに幸せなことはありません。
そういう意味でも、この時期は過保護でよいのです。
赤ちゃんの求めてくるものにすべて応えてあげようと思えばよいのです。
いままでは、「子どもはなにもできないのだから、親のいうとおりにしてなさい」ということが定説でした。
じつは、「子どもはすべてのことができるように生まれてくる天才」なのです。
子どもは、自分で興味や関心のあることを探します。
それは、「いま自分が成長するために必要な課題」を本能的に知っているからです。
自分の成長にとって、いまなにが必要かという課題(例えば、ティッシュを全部引き抜いたり、新聞紙をビリビリやぶったりするようなこと)を見つけると、子どもは集中して繰り返します。
この瞬間に、子どもの本当の力がぐんぐん伸びるのです。
その集中は深く、周りでなにが起きてもおかまいなしでやり続けます。
その繰り返しは、子ども自身が納得いくまでやりきったと思えるまで、何日も続くことさえあります。
子どもはイタズラをしているわけではなく、手や指の使い方などをこの瞬間に鍛えているのです。
親の大切な役割は、怒ってやめさせたり取り上げたりすることではなく、この集中と繰り返しが途切れないように、子どもの成長する機会を静かに見守ってあげることです。
この集中力こそが、二十年先の社会生活での活躍を支えることになるのです。
子どもは集中して繰り返すことで、その課題に対する精度が上がっていきます。
そのことによって、満足感や達成感を経験します。
「どんどん上手になってきた」ということは、「どんどん頭がよくなってきた」とおなじことと考えて、ワクワクしながら見守ってあげましょう。
「いま自分が成長するために必要な課題」を、自分でみつけて集中して納得いくまでやりきった時に、「自己肯定感」が生まれます。
大人からみれば他愛のない課題でも、子どもにとっては一人でできたことが大成功なのです。
そのような小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、自己肯定感が高まっていくのです。
だからこそ、次の新しい課題にチャレンジしてみようという「挑戦する力」が湧いてくるのです。
そうして、また新しい興味や関心がある課題を自分で探して挑戦し、成功することで、どんどん成長していくのです。