すーさんの書いた赤ちゃんのトリセツ本です。
胎児期から乳幼児期まで、子育ての「やり方」ではなく「在り方」を書いた本です。
この一冊に、子育ての本何十冊分のいいところを詰め込んでいますよ(^-^)v


令和の子育て -はじめて子どもを産むママの赤ちゃんのトリセツ-

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今回は、過去にもブログ記事にしたことのある、すーさんの伝えたいことをあらためてご紹介させていただきます(^o^)v


―昨日の記事―

子どものしつけや教育を考える時、日本では「鉄は熱いうちに打て」ということわざが使われます。
これに似たことわざは世界中にあるので、世界中の人がそう思っているのです。
「鉄は熱いうちに打て」だから、苦手なことは子どものうちの方が直しやすい。
大人になってからではなかなか直らないから、子どものうちに直してあげなきゃ。
直してあげることがママとしての務めだわ。
このように考えるママがいるようなのですが、実はこの考えは間違いだと思います。
たしかに、「鉄は熱いうちに打て」ということわざが子どもに当てはまることもあります。
ピアノや水泳など、能力に関することは、たしかに子どもは速いといえます。
乾いたスポンジが水を吸い込むように、どんどん吸収します。
しかし、吸収することと苦手なことを直すということは、まったく別のことなのです。
ピアノや水泳がどんどんできるようになることは、脳の構造に関する事柄です。
子どもの脳は、吸収力が抜群なのです。
入れたものがどんどん吸収される、そういう脳なのです。
それに比べて、苦手なことを直すというのは、吸収力の問題ではありません。
それは、持って生まれた気質や性格、傾向性を変えるということになるのです。
ママ自身、持って生まれたものがあると思いますが、それを変えるなんて、とても簡単にできることではないことは経験済でしょう。
もし変えようとするならば、そのためには絶対に必要なことがあります。
それは、強烈なモチベーションとそれに基づく強い意志力です。
この2つがあると、どうにか変えることに近づくことができるのです。
子どもの経験値からは、苦手なことを直すことにはモチベーションも意志力も持てないのです。
子どもの時よりもかえって大人になってからの方が、苦手なことは直せるものなのです。
大人は、何か失敗した時、「このままではいけない。このままではこの先もっと困ることになる。今のうちに直しておかなければ」と考えることができ、将来を見通して、モチベーションと意志力を持って決意することができるのです。

―つづく―