昨日の記事

少し「令和の子育て研究家」としてのブログ記事をお伝えして行こうと思います。

『ママたちが非常事態!最新科学で読み解くニッポンの子育て NHK取材班 ポプラ社』より、ママの苦しみを和らげる事ができるのでは、というお話を、いくつかご紹介させていただきます。


すーさんの本
『はじめて子どもを産むママの
赤ちゃんのトリセツ
令和の子育て
昭和・平成の子育てを断捨離』
もよろしくお願いします(^o^)

ママが変われば子どもが変わる
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人見知りの赤ちゃんの視線は、相手のどこにあると思いますか? 
興味があって相手を見たいと思って見ているのに、大泣きしたり、嫌がったりするのはなぜなのでしょうか?
研究の結果、人見知りの赤ちゃんの視線は、相手の目に集中しているそうです。
人見知りの赤ちゃんほど目を集中的に見ていることがわかったそうです。
「目は口ほどにものをいう」ということわざがありますが、目は相手の気持ちを読み取るうえで、最も多くの情報がつまった場所です。
人見知りの強い子は、それだけ他人への興味が旺盛で、その結果、相手のことを知ろうと目を見つめる傾向が強いのです。
そして、泣いてしまう理由がここにあるのです。
大人でも知らない人と目を合わせると、緊張や違和感を覚えて、視線をそらしたくなります。
実は、この感覚には進化的な理由があります。
一般的に野生動物は目を合わせることはほとんどありません。
なぜなら、目を合わせるのは相手を威嚇し、攻撃するときだけだからです。
それゆえ、動物には目を合わせると脳の扁桃体が反応し、恐怖心が生まれる仕組みがあります。
実は、その名残が人間の脳にも残っているのです。
人間も、目を合わせると、脳の扁桃体が反応し、恐怖や緊張がわき上がります。
しかし大人は理性を司る脳の前頭前野がその恐怖心を抑え込みます。
だから相手のことを知るうちに、目を合わせても緊張や違和感を覚えなくなり、さらに親密な関係になると、お互いに見つめ合うことで信頼や愛情を感じるようになります。
人間は、視線を合わせることでコミュニケーションをするようになった唯一の動物なのです。
しかし、脳が未熟な赤ちゃんは恐怖心を抑え込む前頭前野が未発達です。
脳の表層にある前頭前野は、脳の中でも最も発達が遅い場所なのです。
それゆえ、赤ちゃんは視線を合わせたときにわき起こる恐怖を抑え込むことができません。
だから泣いてしまうのです。
つまり、人見知りは、単に相手のことが怖いのではなく、相手に興味を持っている証拠なのです。
そう考えると、人見知りの時期のわが子に泣かれてショックを受けているお父さんやご家族も、少しは気が楽になるのではないでしょうか。
人見知り時期の赤ちゃんは、目が合うことで恐怖を感じるので、いきなり顔をのぞき込んだり目を合わせたりしないように注意してみてください。
最初は視線を外しながら、徐々に赤ちゃんとの距離を縮めていくのがおすすめです。
また、赤ちゃんが最も信頼するお母さんと仲が良さそうにしているところを見せたうえで赤ちゃんに接触すると、人見知り泣きする可能性が低くなるそうです。
ぜひ試していただきたいと思います。