例の送迎のバスのお兄さんに聞いて知ったんですが、
伊豆は京都にゆかりがある土地なんですね…
要は、京都の罪人が伊豆に流されていたらしく(無知ですみません!)
だから、伊豆にも下賀茂とか、京都と同じ知名がおおいのだとか。
なるほど!
街を歩いていて、やけにお寺が多いなと思いました。
そして、下田の開国といえば、ペリー。
そしてお吉さんの物語。
↑お吉の菩提寺の宝福寺は、坂本龍馬ともゆかりがあり、ここで勝海舟が龍馬が脱藩出来るよう口添えしたそうです。
先に本殿に行き、
‘ご冥福をお祈りいたします’
と挨拶をしました。
本殿左側には、お吉の記念館と一緒に龍馬の当時の記録が展示されていて、
そこには坂本乙女にあてた直筆の手紙が。
内容は…
この世の中には風呂のふち(?)にキン◯マをぶつけて死ぬ人もいるのに、自分は死のうと思うときも、死にそうに危険な目に合うときもなかなか死なないので運が良い様だ~
てなことが書かれており
更には、勝麟太郎(勝海舟)という方にお世話になってます~かくかくしかじか
という感じに書かれているのですが…
歴史的な重大な要素の出来事をしたためてる文章の冒頭に、すごいたとえ話ブッこんでくるな~!(笑)
と思いました。やんちゃな方ですわ…。
勝海舟の写真も展示してあって…
結構男前な方だったんですね!5度見くらいしちゃいました(笑)そして聡明!
一方お吉さんは…
記念館に寄与している方は、世の中のお吉さんのイメージがよくなく、実際とは違う事が伝わり方をしている事を遺憾に思い、開国の犠牲になったお吉さんのために、彼女の生涯をモニュメントにした様でした。
ハリスの侍妾として奉公する前に、恋人の鶴松は、役人の伊佐に憧れていた侍にしてやるからお吉を諦めろと口説かれ、お吉と別れました。
その後お吉はハリスに使えて、ハリスの死後は髪結屋や、料理屋を出すもうまくいかず、
最後は十代の時の美貌は見る影もなく、酒におぼれ、ものごいになり、河に身をなげたそうです。
調べたところ、色んな説があって、ハリスの看病をして、滋養の為にミルクを探し回ったとか、
奉公にいったけど、3日で暇をだされたとか…。
記念館には、本人が使っていたくしや手鏡、着物が展示されていて、感慨深いものがありました。
更に奥の方にはお墓があり、もともとのお墓に加えてお吉さんにゆかりのある方が更に立派なお墓をつくったそうです。
お焼香が自由にできていたので、手をあわせてきました。
‘本当のことはわからないけど、お吉さんに来世があるなら、今度は大好きな人と結ばれて、幸せになってください。
同じ女性として。ご冥福お祈りいたします。’
よく晴れていて、お墓もお香の匂いがいっぱいでした。
こんなに丁寧に弔われているから、
きっと悲愴な最後でも、
きっと今は天国で晴れ晴れしてるだろうし、
鶴松と幸せにやってるか、鶴松よりもいい男と幸せになってるかもしれない(笑)
と思いました。
鶴松も記録としては、お吉を裏切ったけど、それまでは、強姦や窃盗から守ったそうで、
当時の女性は家事や性のはけ口で子をうむ機械のような、身分が低い身だったことを考えると、鶴松はレアケースの良い男だったのかもしれませんが…。
帰りの電車で、そんなことを考えていたら、
行く前にウォークマンにダビング(古!)し忘れていたと思って凹んでいた曲が実際にはきちんとダビングできていて、
旅のテーマソングを聴いて家路につくことができました。
miwaの、ヒカリへ
という曲ですが
なんとなく、お吉さんに思いが伝わったような気がし、その答えなのかもしれないと、都合よく感じることにしました。
あとで旅館に、帰って気づきましたが、400円の拝観料を支払わずに見てしまったようでした!汗
旅をしていて思ったのですが、
なんだろう…
京都や大阪、東京よりは歴史的にインパクトや歴史の深さみたいな感慨は無いけれど、龍馬の脱藩や開国に関わり、日本の歴史的流れをつくるのに無くてはならない場所が、
伊豆なのかなぁ…
いわゆるお味噌汁でいうと、だしみたいな。
無くてはならないベースみたいな。
そういえば、ここに来てしったけど鰹節とか多いし!(関係ないって!)
と思い、また、
私の方位取りでも、今回の行き先はあまりワクワクしなかったけど(最初は)
でも、この旅が私のこれからの未来にになくてはならないひとつの要素だと思えてなりません。
これにて、今回の備忘録は終了にします(笑)
※歴史的事実等個人的解釈もあるため、実際の展示と相違点、表現にあいまいな部分があると思います。
不愉快な点等ありましたら、お詫び申し上げます。
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