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野ざらし1人旅~漂泊への憧憬~

西行の漂泊の旅に憧れ、主に青春18きっぷを使い、いろいろな景色を巡って1人歩き続ける旅の記録

無事夜明けを迎えて、大通公園に向かいました。午前中は雪まつりを見物です。

 

特異体質なのか、一晩寝ずとも歩き疲れたとしても、夜が明けると普通に歩けます。

 

一晩眠れずでしたが、夜明けがくれば眠さもなくなります。なのでこんな無茶な旅が続けられるのですが。

 

今年も朝早くから続々と観光客が集まってきました。今年のメインステージは競馬の騎手の巨像が作られていました。

この日の札幌の天候は不順で、少し晴れ間が見えたかと思うと、雪が降ってきたりするような具合でした。

 

10時くらいには、雪が大量に降ってきたのですが、普通の雪と違って丸い粒状をしていました。

 

周囲から「あられだ」という声が聞こえてきて、生まれて初めてあられというものに遭遇することになりました。

東京育ちの身としては、こんなちょっとしたことでも物珍しく、驚きに満ちていて何だか得した気分になります。

 

午前中はのんびりと会場を回りました。さすがに昨年のようにすべてを隈なくではなく、主だったところだけでしたが。

というのもこの日のメインは小樽なので、ここで歩き回って体力を消耗するのを避けたかったからです。

 

お昼近く、会場を離れ、テレビ塔や時計塔を見たりしながら、札幌駅へと移動を開始。

すすきの~大通り~札幌間は地下道で移動もできますが、排雪は行き届いており、地上の移動も苦ではないです。

もちろん滑りやすくなっていますので、注意しないと転倒の恐れがありますが。

 

そうしているうちに札幌駅に到着。小樽運河を見に行って、夕方のプロジェクションマッピングの時間に戻るとしました。

 

ちなみにプロジェクションマッピングは、17時半からで、競馬の騎手の雪像をスクリーンにして映し出されていました。

だいたい10分程度で、今年は競走馬の物語です。昨年は札幌駅の歴史をたどるストーリーで、テーマは毎年変わるようです。

 

プロジェクションマッピングを見終えると、足早に札幌駅に戻ります。帰りの飛行機が迫っています。

(写真の飛行機は新千歳空港のラウンジから撮影)

2年連続で旭川、札幌、さらに今年は美瑛、小樽(別途記事化)と行先を広げました。

 

帰りの飛行機内では、ふと、今度は道東に行ってみようかと思いました。

 

移動手段のメインが鉄道なので、もし18きっぷで北海道に行くとしたら、道東は最果ての距離感で敬遠していました。

 

しかしこの2年の訪問で石北本線が旭川と網走をつなぐとか、だいぶ地理感がつかめてきました。

 

網走、知床、釧路など。夏に行くのか、冬に行くのか、あれこれ考えるのも楽しいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

18時半前くらいに旭川駅に戻ってきました。この後20:57発の岩見沢行きに乗るまで時間があるので、駅前をぶらぶらしました。

街中いたるところでイルミネーションで彩られていて、寒さが気にならないほどの活気を感じます。

2時間後にはここを離れることが決まっているからか、どことなく寂寥感がありました。

 

美瑛で歩き回っていたので、足が疲れてしんどかったのですが、それでもなお、駅前を歩いて名残を惜しんで過ごしました。

 

さて、札幌へは終電で着けばよいので特急は使わずに行きます。函館本線普通岩見沢行き、隣は上川行きの石北本線です。

疲れていたので、乗車すぐ寝落ち。いつ発車したのかもわからず、岩見沢に着いた感じでした。

 

ここで小樽行きに乗り継ぎ、札幌へと向かいます。旭川から札幌は普通で正味2時間程度。意外と近い印象です。

どころで、札幌に着いたところでハプニングが起きました。この日はネットカフェで一晩過ごすつもりでした。

 

札幌駅近くには2~3店舗見繕っていたのですが、いずれも満室。すすきの店にも歩いて行ってみましたが、ここも満室。

 

アイスワールドを見ながら過ごそうかとも思いましたが、夜中はイルミネーションが落とされていました。

それはともかくとして、今さら泊るところもなく、真冬の北海道で野宿決定となってしまいました。

 

もちろん眠るわけにはいかないので、一晩中動いて体温を維持するしかありません。

 

一応こういうことも想定して、飴を一袋持参してました。歩いてると体力を消耗するので、甘いものは不可欠です。

 

飴でも甘いものを取っていれば疲れを多少しのげると、体温維持で寒さも緩和できるような気がします。

 

しかしそれだけで一晩戸外で過ごすのは、真冬の北海道では自殺行為でしょう。

 

そんな中、ネットカフェの入っているビルは、24時間稼働しているので、ビル内で寒さをしのいでいる人も見かけました。

 

退去させられる様子もなさそうでしたので、そこで寒さをしのぐことも可能だと思いました(たまたまかもしれませんが)。

 

なので、ネットカフェのあるビルを転々として、疲れたらビル内で少し休み、また移動して暖を取り、一晩しのぎました。

 

外で一晩過ごすのは無理ですが、暖の取れるビル内で過ごせば案外冬でも大丈夫だというのが率直な感想です。

 

もちろん真冬の北海道で野宿するのは命に係わることですので、止めた方がいいことに変わりはありませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

予定通り戻りのバスに乗って青の池へ。バス内は混雑しているのに、自分以外降りなかったので、なんだか不安がよぎりました。

青の池はバス停から数百mくらい歩いたところにありますが、標識もなく、他の訪問客についていく形でたどり着きました。

 

これが青の池の様子です。ぼやけた感じに写っているのは、雪が激しくなってきて視界が悪くなったためです。

 

事前に調べていた通り雪に覆われて水面は見えません。たしかにシーズンは夏ごろというのはその通りだと思います。

ちなみに池の上を歩けそうにも見えるのですが、「歩行禁止」の看板が立っていたので、止めました。

 

池の上を歩いたら、いきなり雪が崩れて池に落ちてしまうのでしょうか。そんな風には見えないのですけれども……。

 

白髭の滝もなのですが、青の池は夕方17:30からライトアップされることになっています。

 

ただ路線バスは最終が16時台なので、それを見ていたら美瑛駅に戻ることはできません。

 

自家用車で来るか、ツアーバスがあるのでそれに参加するしかないようです。

 

とはいえ、個人的にはこの荒涼とした殺風景さの方が北海道らしく思えて、満足です。

 

雪が激しくなり天候が悪くなったせいか、なおさら寂莫とした感が強くなり、かえって印象的に見えたのは気のせいでしょうか。

 

こちらはそばを流れる美瑛川。写真ではとらえられてませんが、コバルトブルーの水面は、白髭の滝で見たのとおなじです。

夏に見ると、この青さが池の水面に広がっていると思うと、早く見てみたいという気にさせられます。

 

夏の青さを見たうえで、雪に埋もれた光景を見ると、北海道ならではの自然の移り変わりを体感できるように思います。

 

最終のバスの時刻が迫ってきたので、バス停に戻り美瑛駅へ。駅に着いたときはすっかり陽が落ちていました。

ここからまた旭川に戻ります。その後は駅前で時間をつぶし、札幌へと移動することになります。