いすみ鉄道、鉄印帳の旅
本ブログの概要
皆様、はじめまして。
今回から、全国の駅を巡る鉄印帳の旅をお届けいたします。
鉄印帳だけでなく、沿線の景色やおいしいものも紹介していけたらと思っています。
なお、中見出しの色はピンクが本編にかかわるもの、青がコラム・補足的なものです。
鉄印帳とは
知らない方のためにも鉄印帳について簡単にご説明。
<鉄印帳とは>
鉄印帳は、全国40の路線が参加をしている企画。
神社にある「御朱印」の鉄道バージョンであるという風に説明されますね。
各路線の主要駅や始発終点駅に鉄印を購入できる窓口がありそこで購入できるものになります。
鉄印自体は基本的に300円のものが多くそれに加えて各社オリジナルのものが販売されています。
鉄印の購入保存に必要な鉄印帳は2200円が一般的。こちらも各社オリジナルのものも販売されています。
この記事の概要
1路線目となる今回の舞台はいすみ鉄道。
関東地方、千葉県の房総を走るローカル路線です。
鉄印帳の受付駅である大多喜駅と有名な踏切「第二五之町踏切」がみられる撮影スポットに足を向けることにします。
なお、本記事の内容はYoutubeにも投稿しています。動画作品はこちらから
鉄印情報
<鉄印情報>
いすみ鉄道の鉄印受け取り場所は「大多喜駅」
販売は毎日行われていますが、販売時間が9時から17時なので時間には注意しましょう。
鉄印帳をきれいに持ち運べるポーチなども販売されています。
【公式】いすみ鉄道の鉄印情報について
いすみ鉄道までの道のり~鉄印帳GETまで
時系列に沿っていすみ鉄道への道のりから鉄印帳を購入するまでの書いていきます。
いすみ鉄道までの道のり
まずは内房線に乗って上総一ノ宮駅へ。
乗換不要の列車もあるようですが、上総一ノ宮駅で終点の列車に乗ったため、乗り換えをします。
外房線に乗り換えます。
最近、地方線で置き換えが進んでいるといわれているE131系に出会うことができました。
大原駅に着きました。写真の駅舎はJRのものです。ここからいすみ鉄道に乗り換えます。
大原駅
11時ごろ大原駅到着
いすみ鉄道の乗換はJRの改札をくぐりすぐ。
時刻表は1時間1本程度であることを示しています。
ホームは島式の1面2線。
列車が到着するとこんな感じです。これだけでも十分。
駅出てすぐの踏切では、左手に見える非電化のいすみ鉄道と右手に走る電化のJRの分岐を見ることができます。
列車到着まで時間がありますし、入線シーンも撮影できるので、お隣の駅まで歩こうと思います。
非電化とは
電気での走行ではなく、エンジンにより走行することです。
非電化で走る列車は蒸気機関やガソリンカーなどがあります。
特にエンジンによる走行車を「気動車」と呼びます。
本ブログでは、電車と気動車を合わせて呼称できる「列車」という表記を多用します。
気動車は蒸気機関車から主力が置き換わる際に採用された方式で、戦前から戦後にかけて長いこと運用されています。
現在では、電気の普及により電化される区間が増えたことに加え電化されるほうが最高速度も大きくなり静かで快適な走行が可能なことから気動車は貴重な存在になりました。
西大原駅
11時30分ごろ西大原駅到着
歩くと25分。西大原駅が見えてきます。その手前には第一中川踏切が。後で紹介したいことがありますがまずは駅に向かうとしましょう。
駅の外観はこんな感じ。無人駅のため、改札もなく、1面1線の単線が見えてきます。
まっすぐに伸びる線路がいいですね
反対がわにでてホームを見てみることにします。さみし気な佇まいがいいですね。
先ほどちらっとお見せした第一中川踏切。何か違和感を覚えませんでしょうか。
それもそのはず。第一中川踏切は警報機こそあれど遮断機のない第三種踏切。
全国に750程度しかないという貴重なタイプ。
ローカル線で見かけるのは警報機すらない第四種が一般的ですのでいいものを見られたと思います。
[11時43分列車到着]
さて、西大原駅に列車が到着しました。お初の列車はいすみ350系という新型車両。
黄色のカラーがきれいですね。
本日の天気はあいにくの曇りですが、車窓からの景色は最高です。
国吉駅~踏切
11時56分国吉駅到着
国吉駅に到着しました。国吉駅は西大原駅と違い2面2線の大きな駅。
留置線もあったり近くに学校もあったり周辺も賑わいを見せています。
買い足すものは特にないですがセブンイレブンを発見。そういえば今までコンビニを見なかったような…
脇道に少しそれるとそんな都会的な雰囲気は消え、田畑が広がる風景を見せてくれます。
ようやく目的地が近くなってきました。この建設会社の倉庫が唯一の目印
到着しました。
一見普通の踏切ですが、周りを見渡すと
周辺には何もなく。別名は「空しか映らない踏切」
空とっても今回は曇天なのでよい写真はとれないかもしれませんが……。
踏切を列車が通過するとこんな感じ。晴れていなくてもよい画になりました。
このまま、おとなりの上総中川駅に向かいます。
上総中川駅
13時ごろ上総中川駅到着
道路脇にぽつんと案内板がありました
民家を分け入ると駅が見えてきます。上総中川駅です。
丸太調の駅舎がかわいらしく、曲線を描くカーブと相性がいいですね。
周辺マップもありました。いすみ鉄道は菜の花でも有名なので3月~4月には多くの人が訪れるようです。
今回撮影をした第二五之町踏切のこともマップに乗っていますね。
上総中川駅に列車が到着しました。キハ20の生産開始は1950年代。今回乗車する列車も半世紀近く活躍している列車です。まさに走る歴史。
とはいっても内装は改修工事によりきれいです。
ボックスシートでゆったりと目的地まで運んでくれるでしょう。
前面展望
大多喜駅
13時32分列車到着
大多喜駅に到着しました。
駅舎はかなり立派。駅が瓦風なのはこの土地を本田忠勝が納めていたからだと思います。
大多喜駅でお目当てのものを購入。左から、「鉄印帳」「記念シール」「鉄印帳」です。
鉄印自体はこのようなデザイン。なかなかおしゃれです。
さて、時間があるので周辺を少し散策。
駅前にある大きな門「大手門」は大多喜城の入り口だったのだとか。
「房総の小江戸」と呼ばれるほど栄えていたようです。
駅に戻ってきました。
列車が出発します。初めての鉄印帳の旅は幸先の良いスタートがきれました。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。