阿諛追従。 | 零細企業の闘魂日記

【元KGB側近2人がプーチン氏に進言 ウクライナ侵攻「今しかない」 英紙】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022110400908&g=int
『英紙タイムズ(電子版)は3日、ロシアプーチン大統領ウクライナ侵攻を決断するよう強く進言したのは、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身の最側近パトルシェフ安全保障会議書記ボルトニコフ連邦保安局(FSB)長官だったと報じた。ロシア政府筋の話を基に伝えた。』
 
『タイムズによると、パトルシェフ、ボルトニコフ両氏が侵攻すべきだという考えを固めたのは、2021年夏の終わりごろ。プーチン氏が22年10月に70歳の誕生日を迎えるなど高齢に差し掛かることに鑑み、ウクライナから欧米の影響力を排除するには「今しかない」と判断したと報じている。』
 
記事の情報が正しいかどうか私には分からない。
どうであれ、国の最高責任者たるプーチン大統領に最も責任があるのは間違いない。
当然、それが前提として、脳裏をよぎったのは哲学者・三木清の言葉である。
 
偽善者とそうでない者との区別は、阿諛(あゆ)的であるかどうかにあるということができるであろう。ひとに阿(おもね)ることは間違ったことを言うよりも遥かに悪い。
 
後者は他人を腐敗させはしないが、前者は他人を腐敗させ、その心をかどわかして真理の認識に対して無能力にするのである。
                   三木清:『人生論ノート』 「偽善について」