目は口ほどにものを言う。 | 零細企業の闘魂日記

【顔や名前隠し 就職説明会 企業と学生が交流】
https://www.ytv.co.jp/press/kansai/124231.html
企業の担当者学生が、顔や名前などを隠して交流する一風変わった就職説明会が27日、大阪市内で開かれた。』
 
『大阪府と南海電鉄が主催した説明会には、19の企業50人の学生が参加し、全員、仮面を着けている。
 
参加者の情報を隠すことで、企業の規模や業界、学生の学歴などによる先入観をなくし、交流しやすい環境を作るのが目的だ。』
 
『参加した企業の担当者は「学歴とか、そういったところを無意識のうちに意識して話してしまうけれども、全くそういうところがないままに始まったので、新しい体験させてもらったなと思いました」と歓迎していた。』
 
『また、参加した学生は「肩書というものをなくして、本質的な話ができた」と喜んでいた。』
 
『大阪府の担当者は「今後も、企業と学生が、互いの魅力を知り合う場を作っていきたい」と話している。』
 


面白い試みだと思うが、私なら仮に企業側、学生側のどちらの立場でも、ここに参加しないし、参加者の情報を知らないまま何かを決めることはない。
 
仮面舞踏会を模したものであろうが、まず、この仮面が気になる。
「先入観を持たない」「肩書をなくす」ということと、「本性、正体を隠す」というのはまったく意味が違う。
あるいは仮面でも着けなければ、よほど「企業の規模や業界、学生の学歴などによる先入観」持ってしまうのだろうか。
 
特に学生側は注意してほしい。

鼻出しマスクのおっちゃんと「本質的な話ができた」喜んでいるようでは甘い。
社名や肩書もそこそこ大事で、詐欺師ほど楽しく愉快に、また相手を納得させるように“夢”を語る(騙る)者はいない