「民草は黙れ。マスコミ・専門家には責任は取らないが、言論の自由がある」と言わんばかり。 | 零細企業の闘魂日記

【コロナのデマ 犯人はお前だ!】
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210110-OYT1T50160/
新型コロナウイルスの感染拡大の陰で、インターネット上には多くのコロナ関連のデマフェイクニュースが飛び交い、社会を混乱させた。読売新聞社の全国世論調査では、23%がネットの偽情報を信じたと答えた。もはや身近な存在といえる偽情報に、どう対処するべきか。』
 
総務省が昨年5月に実施したネット利用者調査から、多様な偽情報が広まり、信じられたことがわかる。』
 
コロナ予防法では、「こまめに水を飲む」に効果があると信じたのは回答者の28.7%。「ニンニクを食べる」は14.8%、「納豆を食べる」が9.6%だ。「漂白剤を飲む」という危険なうそも3.1%が信じた。』
 
『SNSがウソ拡散…修正も難しく』
 
『ネット上の明らかな偽情報まで信じさせ、短期間で多くの人に拡散させた「主犯」は、SNSだろう。
 
『偽情報の修正も難しい。トイレットペーパーが不足するという情報が流れ、多くの人がSNSで「うそだ」と警告した。この結果、否定されるほどその考えを信じ込む「バックファイアー効果」を招いた。「大量の書き込みに不安を感じ、買う人が増える」との予想も広まり、結局、買い占め騒動が起きた。』
  
あまりにもひどい記事なので取り上げた。
まず、【コロナのデマ 犯人はお前だ!】という見出し、言うに及ばず、デマの最たる犯人はマスコミである。
 
トイレットペーパーが不足するという情報も、SNSで流れたというのをマスコミでたびたび取り上げ、商品棚から減っている様子を映し出したことのほうが影響は遙かに大きい。
「品切れ報道が品切れを呼ぶ」と言われるのは、けっして2次的な問題ではない。
デマが書かれたSNSを見る人よりも元気な高齢者がテレビを見る人数はケタ違いである。

言わずもがな、この記事の元になっているデータは、「ネット利用者調査」である。ネットを利用していない人はどこから偽情報を得たのか?まずテレビ、新聞だろう。

 
「こまめに水を飲む」というのは、一般的な風邪の予防法のひとつで、のどを潤す効果があり、また“専門家”が、コロナは胃酸に弱いので飲み込んでしまえば死滅すると言っている例もある。そしてこれも完全なデマとは言い切れない。
 
(例1)http://www.ookita.com/cases/other/459
口でうがいをするよりは、水やお茶をそのまま少しだけ飲む、ということの方が効果的にウィルスや細菌を胃まで落とすことができます。胃の中では胃酸があるために、大概のものはここで死滅させることが可能です。
 
(例2)https://www.nhk.or.jp/shutoken/net/20200401m.html
Q コロナウイルスは胃酸で死にますか?
A データはありませんがおそらく死滅すると思われます。
 
「こまめに水を飲む」「ニンニクを食べる」「納豆を食べる」というあたりは、飲み過ぎ、食べ過ぎに気をつけるれば、大きな被害をもたらすものではない。
「漂白剤を飲む」は、デマ以前に特定の人における教育上の問題であろう。
 
だが、マスコミ“専門家”を使って流した奇妙な予測や突拍子もない仮定は、現在の感染拡大を助長した直接の原因であり罪は深い。
 
【コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由】
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70375
 
【上久保 靖彦氏 講演会:コロナの真実「すでに集団免疫は達成されている」】
https://bun-eidou.co.jp/customerblog/7681/
 
【京大教授「日本人はコロナを克服。年末に終焉」説の論拠】
https://www.news-postseven.com/archives/20200911_1594519.html?DETAIL
 
【「日本のコロナは11月以降に消滅、第3波も来ない」説の根拠】
https://www.news-postseven.com/archives/20200928_1597944.html?DETAIL
 
【東京、コロナ第3波すでにピークアウト! 「目玉焼きモデル」で自然減していた説 京都大ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授が明言】
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201210/dom2012100004-n2.html
 
素人のSNSを問題に取り上げるぐらいなら、専門家の見当外れやマスコミがデマを煽った罪を見直すべきだ。