野坂昭如はヤクザに脅されながらも組事務所で取材を行ったが…。 | 零細企業の闘魂日記

【沖縄巡る番組、MX側「大きな問題ない」 BPOへ報告】
http://www.asahi.com/articles/ASK2S51XYK2SUTIL02J.html
『沖縄の米軍基地反対運動を一方的な立場で伝えたとして批判が上がっている東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)の番組について、同局が放送倫理・番組向上機構(BPO)に出した報告書の内容がわかった。大きな問題はなかったとする一方、誤解を生む余地があったことは遺憾だとしている。制作の経緯も明らかになった。』
 
『報告書は今月3日付でBPOに提出された。1月2日放送の「ニュース女子」について「事実を曲げた捏造(ねつぞう)やデマを報じるものではない」と説明。具体的な事実や取材に基づいて制作、放送し、放送法や放送基準に準じた妥当なものだとの認識を示した。特定個人や団体の名誉毀損(きそん)、差別、誹謗(ひぼう)中傷に当たる内容も「確認できていない」としている。』


 
話題になってからだが、私もこの回の「ニュース女子」を見た。
正直なところ、報道というレベルには達していなかったと思う。
反対派の集団を遠巻きに撮しながら、リポートをしている井上和彦氏がその凶暴性を暗示するばかりで、隔靴掻痒の印象は否定できない。
 
ジャーナリストを自称するなら、一方聞きのインタビューではなく「テロリストみたい」と名指す相手にも取材すべきではなかったか。少なくともこればかりは残念である。
 
もちろん、反対派に偏って一方的な話を垂れ流す地元メディアや、事実を把握していながら「さわらぬ〇〇に祟りなし」とばかりに無視をする大マスコミより、一歩を踏み出そうとする姿勢は評価したい、いかんせん、決定打にかける中途半端な内容だった。
 
スタジオの討論も居酒屋会議風で、建設的ではなかった。