血液検査で大腸がん発見。素晴らしい。 | 零細企業の闘魂日記

【ぜんそくが死亡に影響 環境省審査会が不支給取り消し】
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130705/trl13070519200005-n1.htm
『環境省の公害健康被害補償不服審査会は5日、名古屋市の男性=当時(91)=の死亡は大気汚染による気管支ぜんそくが一部起因していたと認め、名古屋市長による遺族補償費と葬祭料の不支給処分を取り消し、遺族にそれぞれ半額を支払う裁決をしたと発表した。裁決は6月28日付。』
 
『男性は昭和48年に公害病の気管支ぜんそくと認定され、平成19年に誤嚥性肺炎で死亡した。遺族は市に遺族補償費などの支給を申請したが、市は「誤嚥性肺炎はぜんそくに起因しない」と不支給を決定。異議申し立ても棄却したため、遺族は公害健康被害補償法に基づき、審査請求した。』
 
『裁決は誤嚥性肺炎とぜんそくの直接的な関係を否定する一方で「ぜんそく治療薬の副作用が関与した可能性を考慮しなければならない」と、半額の給付が相当とした。』
 
1960年代から1970年代前半までは特に大気汚染がひどかった。『四日市ぜんそく』などはその代表例だ。石油化学コンビナートから排出される二酸化硫黄や二酸化窒素、二酸化炭素が原因だが、患者の苦しみ方は尋常ではなかったことを覚えている。
 
それから光化学スモッグだ。工場や自動車などの排気ガスに含まれる窒素酸化物や揮発性有機化合物が太陽光の紫外線によって光化学反応を起こし、有害な光化学オキシダントやエアロゾルが生じることが原因。空襲警報ではないが学校帰りや外で遊んでいるときに「光化学スモッグ発生」を知らせるサイレンが鳴ると、民家の軒下、商店に避難するように指導されたものである。
 
男性が昭和48年(1973年)に公害病の気管支ぜんそくと認定され、平成19年(2007年)に亡くなるまでの期間は34年間。91歳とかなり高齢での死亡だ。
 
時系列に並べると…
公害→気管支ぜんそく→ぜんそく治療薬の服用→副作用→誤嚥性肺炎→死亡。
 
かなり温情的な裁決に思える。
長生きした分、それだけ長期にわたってあのぜんそくに苦しめられたことを考えれば遺族の気持ちも分からなくはないが、この裁決が一定の影響力を持つようになると、当時、患者だった人たちの死亡は、公害と何らかの因果関係が結びつけられることにならないか?それが事実なら問題はない。しかし、恣意的に左右される比率が高く、曖昧な基準で判断されるだろうと思う。
裁定は同情ではなく、あくまで科学によるものでなければならない。

  
 
【シーズ・ラボ、生きたカタツムリをそのまま顔に置く美容を提供開始】
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0705&f=national_0705_027.shtml
『クリニカルサロン シーズ・ラボ(東京・渋谷区)は2013年7月15日から、生きたカタツムリを顔に乗せる美容体験ができる新しいサービスをスタートする。この「生カタツムリ体験」は、同日にスタートするカタツムリエキスを大量に使用する「セレブエスカルゴコース」のオプションとして提供するもの。カタツムリが這った後に残った分泌液には、エイジング成分が含まれていることが知られており、それを生で、そのまま顔に乗せる体験を提供する。』


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カタツムリの粘液を利用した美容法は昔から知られていたし、ナメクジも薬用に用いられることがある。しかし、カタツムリやナメクジを宿主としてロイコクロリディウム、広東住血線虫などの寄生虫が棲息していることがあり、このような利用法は厳に慎むべきである。