BS11で金曜と土曜に再放送されていた、
「機動戦士ガンダムSEED」とその続編、
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2月24日に終了した。
続編にあたる映画、「劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の公開に合わせ、
1日に2本、1週間に4話ずつのハイペースで放送され、
映画公開前に前作のストーリーを復習できるようになっていた。
内容については割愛するが、ファーストガンダムの宇宙世紀とは別世界の話で、
ファーストガンダムへのオマージュも鏤められている。
キャラクターデザインにいのまたむつみさんが協力しており、
少女漫画っぽいデザインに賛否両論あるが、
個人的にはいのみたむつみさんの“絵柄”が大好きで、
全ガンダムシリーズの中でも一番好きである。
アニメはストーリーが良くても“絵柄”が好みでないと没入しずらい。
それともうひとつ特筆すべきは、BANKの多用である。
BANKとは一度作成した画を別のシーンに流用することで、
その分作画枚数が減り、コストや時間が軽減される手法のことである。
一番わかりやすい例で云えば、ロボットアニメの合体シーンが上げられる。
この作品では演出的にもBANKを多用しやすいように、
登場人物の回想シーンや世界観の説明などを定期的に行っており、
BANKの多用がストーリーに厚みをもたらす構成になっている。
高校時代に美術部だけでなく、アニメーション部も手伝っていたこともあり、
どうしても製作サイドの視点でアニメを見てしまう癖が抜けない。