2011年から既に5年間続いたJR千葉駅の工事だが、
今年11月20日に新駅舎が開業予定である。
10月7日金曜日に整備管理者研修のために千葉市民会館に行った時、
JR千葉駅から歩いて行ったのだが、既に一部養生が外され、外壁が見えていた。
JR千葉駅は高架上の2階部分にホームが設置されていて、
現在の駅舎は高架下の1階部分に改札が設置されているが、
これを3階に変更し、さらに駅ナカ店舗も一部開業する。
これによって千葉都市モノレールとも平行移動で乗り換えることが出来るようになる。
JR千葉駅は国鉄時代の1963年4月に現在地に移転したが、
その前は現在の千葉市民会館のある場所に設置されていた。
千葉市民会館の駐車場の一角には、
「ここに千葉駅ありき 千葉鉄道管理局 浅井武」と記念碑がある。
千葉市民会館のあった場所に千葉駅があった時代には、
京成千葉線が今のJR千葉駅の前を突っ切るように敷設され、
今の千葉中央公園の辺りに当時の京成千葉駅があった。
そして銚子方面から伸びた総武本線は旧千葉駅を出て二股に分かれ、
両国方面の総武本線と房総線(現・外房線)方面に分かれる線形になっていた。
そのため両国方面から房総線に直通する場合はスイッチバックしなければならなくなっていた。
これを解消しようと京成電鉄と交渉し、総武線本千葉駅を木更津よりの現在地に移転させ、
その跡地に京成千葉駅(現・千葉中央)を移転させることによって京成本線とのクロスオーバーを解消、
現在の東京方面から千葉駅で分岐して総武本線銚子方面と外房線方面に分岐する線形に変更させた。
ちなみに駅ナカは3階の一部店舗のみで、
全面開業するのは追加工事が完了する2018年夏の予定である。