年を追うごとに美しく

 

 

 

 

20代半ばに初めてパリに旅行に行った時、

 

 

 

シンプルなジャケットとジーンズ

 

 

そこに、真っ赤なケリーを持って颯爽と歩いている女性をみかけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名も知らない一瞬通り過ぎただけのその人が、とても目に焼きつき

 

 

以来ずっと私の憧れになりました。

 

 

 

 

 

年を重ねていけば、

 

若い頃と違うことは、もちろんたくさん出てくるのは当然

 

 

 

 

でも、そこに甘んじてしまうのも、

 

 

もしくは、抵抗するのも、どちらも違う気がします。

 

 

 

 

 

颯爽と歩くには、軸が整った凛とした姿勢が必要で、

 

 

 

ケリーを持つには、溢れる品が必要で、

 

 

 

しかも、真っ赤が映えるには、肌にツヤと透明感があって。。。。

 

 

 

 

まるで映画のワンシーンのように、

 

 

 

若い頃には、外見だけが目に付いたけれど、

 

 

 

 

自分が年を重ね、彼女と同じような年齢になった今、

 

 

 

彼女が、どれほど

 

 

日々、「自分」を意識して過ごしてきたか、理解できます。

 

 

 

 

 

 その生き方は、70歳、80歳になっても変わることなく、

 

今も振り向いてしまうような女性になってるんだろうな。

 

 

 

 

 

からだが健康だからと言って、こころが健康とは限らないのは、

 

その方の表情でわかります。

 

 

 

 

でも、こころが整っていると、

 

 

姿から自然と溢れ出る空気感が違うので別れた後も余韻が残ります。

 

 

 

 

つまり、

 

 

「自然体」って、ただありのまま過ごすのではなく、

 

 

実は、「自分」を日々意識した積み重ねでしかないのです。。

 

 

 

 

 

30年経った今も、彼女を思い出すと

背中がすっと伸びる自分がいます。

 

 

そんな生き方をしていきたいですね♡