『ひかりふる路』キャスト感想

主役のお二人については、昨日書いたので

(改めて読み返すと、恥ずかしい文章)

今日は、他のキャストについて

ごくふんわりネタバレです。

ジョルジュ・ジャック・ダントン(咲ちゃん)

かっこよかったー。豪快史実に近い感じの役作りなんでしょうか？とっても野郎です。

でも、咲ちゃんだから、おっとこまえ～

ドン・ジュアンの時は、友人としての愛し方に悩んだみたいですけど(cf.歌劇)

こちらはストレートな友情ですね？

たくましく、力強いなかにも、父親のようにロベスピエールを包み込み、支えていこうとする、包容力を感じる役作りでした。歌もとってもお上手でした。

ダントンの生きざまって、ほんと、かっこいいなぁ～と、思いました。ダントンの直情さは清々しく、生命力に溢れ、革命の太陽みたいです。フランスで人気がある人物というのも分かります。

最初はロベスピエールと同じひかりを追っていたはずなのに、どうして同じ道に進めなかったのか。3人の関係は、割りと早いうちから、ほころび始めてしまいます。

ダントンは現実を見つめ、ロベスピエールは理想を追う、2人の未来は交わることはなかったんだな…切ない…。

カミーユ・デムーラン(こまちゃん)

良かったです革命3兄弟の末っ子的キャラクターなデムーラン。

こまちゃんは大人の色気溢れる役から、こういう末っ子キャラまで自在に演じ分ける技術が、素晴らしく、やっぱり専科さんだな～。何とかロベスピエールを踏みとどまらせようとするところの演技は、デムーランの優しさや、ロベスピエールへの深い愛情を感じました。

そして、奥さんリュシル役のみちるちゃんとの雰囲気が抜群によくって、ほんわかしました。革命に身を投じた市民たちって、普通の人たちだったんだなぁ…。

それだけにラスト、ロベスピエールと決裂していくところが本当に苦しかった…。

マノン・ロラン夫人(翔くん)

翔くんが、女役って、最初、う～んと思ったんですけど…。ギラギラオラオラの男役が板についてる翔くんになぜ今？って、思ったから。

でも、やっぱり開けてみれば、翔くんのその強さがなければ成り立たない役かな。

もちろん、美女。意外だったのが声の出し方が女役だった。翔くんって声太くて低いから、男役がする女性によくある、ちょっとハスキーな感じなのかな？って思っていて、それが、普通に艶のある、低めではあるけど女役の声でびっくりしました。凛として、まさにジロンド派の女王。ブルショワジーの男たちを従えて、タレーランでさえも…手玉に取りそう。観ててゾクゾクっとしました。ただ、歩き方は男性だな…。あっ、胸の谷間～初日映像、めっちゃ描いてたからビックリした私が観た回は、とても自然になっていて、本物みたいでした。

観てない人にはなんのこっちゃ？ですが、とっても背中が語ってました。

サン=ジュスト(あーさ)

あー。なんか、殻破ったなぁ～って感じです。れーこちゃんが月組で活躍してるとこをみて、この組替えって、あーさにとってどーなんだろ…と思っていましたが、見事ですね。

幕開け一番にソロで歌うあーさ。グラホでは、音程は大丈夫なものの、声の伸びが苦しそうでハラハラするところがあった歌唱が、すっごく進化してました！安心して聞けた…。

一見儚そうだけど、実は一番神経が太そう、闇を感じさせる美青年、これだけ任に合う役はないのではなかろうか？

タレーラン(はっちさん)

はっちさんがいると舞台に重厚感が増しますね～。このお話のキーパーソンなんですけど…。とても重要なセリフもあったのですが、記憶が…。もう1回ちゃんと観てから…。

リュシル(みちるちゃん)

うん。とっても可愛かった！1時間半ではやはり、そこまでキャラ立ちしておらず、ただ、デムーランの奥さんってだけではあるけど、静かに微笑んでいるだけで温かさを感じました。

少しソロパートもあり、その歌い方が今までとすごく変わってたので、びっくりしました。

新公も、New Wave!も観てないですし、みちるちゃんのソロ自体を聞くのが久々で、いや～上手くなったなぁ…と。

ガブリエル(希和ちゃん)

希和ちゃん、お化粧が上手ですね～。私的にすっぴんとのギャップがすごいジェンヌNo.2です。ファンの皆さんごめんなさい。No.1は、蘭ちゃん。でも、蘭ちゃん好きだよ。

ダンスがほんとキレがあるし、表情がとにかく可愛いし、芝居も上手いなぁ。流石だなぁ。娘2のポジっぽかったのは、正直意外だったけど、まあ、確かにうまいから、これからどーなるのかなぁ。

シャルロット(ひまりん)

私はね、ひまりんがとーっても好きなんですよ！顔が好きなの。シャルロットは、マクシムの可愛い可愛い妹で、その役をひまりんがしている…。これだけで満足である。(次回ちゃんとお芝居も観ます…)

という訳で～ひとまずキャスト感想はこの辺で。役が多くて、まだ、主要な役の人たちを追うので精一杯なもので

長々、お付き合いくださいまして、ありがとーございましたお話や、音楽、セットのことなどは、また今度～