3月5日は、「啓蟄」。
 
『七十二候』だと 「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」。
 
様子はわかるけど、虫が出てくる・・・と思うだけで背中がぞわぞわするのは私だけ??
 
この後の「桃始笑(ももはじめてさく)」と言うのは、良いなぁ。
 
優しい色合いと、良い香りがしてきそうで 気分も春っぽくなるではありませんか。
 
しかも、花が咲くことを笑うと言う。俳句の季語ですね。
 
うららかな春の日ざし。椿の花が咲いている・・・♡♡
 
けいちつ・・・にふさわしいような空ですけど。 
実は、これはちょっと前のこと。
 
 
このたたずまいで見覚えのある方もいらっしゃるのでは?
 
大庭町の古民家カフェ『アトリエ木朴』さんにお邪魔しました。
 
この入り口、変わらな~~い♡♡
 
 
誰かのSNSか何かを見て「え? アトリエ木朴さんが再開されているじゃないの!」と気づいて慌てて行きましたん。
 
以前、造形作家・藤田丈さんのアトリエだったところを奥様とお嬢がカフェにしていらしたんだけど。
 
お嬢のご結婚とお引越しに伴い 閉めておられました。
 
 
それが、この度、ご親戚の青年が後を継いで カフェをしてくださることになったんですって。
 
奥様・典子さんの甥御さんですって。
 
カフェの雰囲気に似合う優しい青年でした。
 
 
店内、藤田さんのテーブルや椅子、木工作品がたくさん見られます。
 
まさに藤田丈ワールド。
 
それに、大きいおばぁちゃまゆかりの奄美大島のものや こちらで集められた雑貨などが独特の世界を作っています。
 
 
ちょっと大勢でも座れる一枚板のテーブルの奥の小部屋。
 
 
ほかのどこにもない空間だわ~~
 
変わらないわ~~
 
 
ひっそり再開していらしたのに、お客様はどんどん来られていてほぼ満席でした。
 
私達は、インスタのDMから予約して行ったから大丈夫。
 
ランチは前日までの予約制です。
 
この窓のカウンターも椅子も♡♡
 
こちら、椿の花が咲くころには、それは見事な景色を見せてくれるお席です。
 
満開までもう少しかな。
 
 
暖炉も健在。 藤田奥様がいつもゆったりと薪を絶やさないようにくべていらした姿が思い出されます。
 
いや、今でも藤田奥様はご健在です。
 
相変わらず、上品でゆったりとしていて、でも真っ赤な口紅を付けていらっしゃるオシャレな方。
 
 
 
ちなみに以前うかがったのはいつだったか・・・・と思って調べたら、こちら。
 
 
 
うふふ。お雛様もありました。
 
 
 
 
 
 
さて、カレーランチです。
 
 
盛り付けが何となく以前と一緒な雰囲気。
 
 
サモサもついていて変わらないなぁ。
 
 
ホロホロチキンのバターカレーでした。
 
青年がスパイスもいろいろ研究してこられたんですって。
 
 
 
こういう音楽イベントをされるようになったのは、新しい試みよね。
 
彼がお好きなアーティストを呼ばれるみたいです。
 
 
懐かしい本も。
 
 
店内いろいろな作品があって。
 
たくさん写したくなるのよ。
 
 
などと、奥様とおしゃべりしながらデザートまでいただきました。
 
珈琲ももちろん♡♡♡
 
出西窯の器で。
 
 
八朔のピールの美味しかったこと。
 
 
などと、言っていたら、奥様のお姉さんも出てきてくださいました。
 
シェフのおぱぁちゃまね。
 
以前、「まい&れいれい」のかんべの里のコンサートにも来て下さった方。
 
この時、無知な私に「十六桜」のことを教えてくださった母のお友達なのでした。
 
お会いできてよかった。 全然お変わりなくて素敵でした。
 
 
ところで、バイオリニストは チャイにしていました。
 
こちらは沖縄の器なのですって。
 
 
いろいろなお席があるから、お好みの場所を見つけるのもいいかも♡
 
 
 
 
 
変わらないものと新しいものが ますますステキな雰囲気を醸し出していたカフェ『アトリエ木朴』さんでした。
 
ちなみに、大庭に新しい道が出来てから初めて行ったので、迷いまして…。
 
到着した時に奥様に「無事来られてよかったわね、 今まであれだけ来られていたのに・・・」と笑われました。
 
皆様、ナビも当てにならないから気を付けてね。(うちのだけか?)
 
カフェの前にシンボルのように大きな木があります。
 
そこから駐車場に入るの。
 
気を付けて行ってみてくださいね。
 
 
アトリエ木朴
 
松江市大庭町299-2 
 
12:00~17:00

営業が 月曜・水曜・土曜
 
ランチは予約制 カレーランチドリンク付き1500円