ある日長男が疑問を投げかけてきました。
(以下Bとは、息子の大親友で、アジアの血が入ったオランダ人です)
「Bがさー、毎日お風呂に入ると病気になるっていうんだよ」
ぎょえ。
まあ、ここでいう「お風呂に入る」とはバスタブに入ることではなく、シャワーとソープで洗う、ことです。
シャワーを浴びると病気になるだって?
一体全体どういうことよ・・・日本の皆さんだと頭がはてなばかりになりますよね。
と思って思い出したのはつい先日Bが我が家にお昼を食べに来た時のこと。
うちに着いたBは、息子から
「B、手を洗ってきなよー」
と数回言われながらも洗わずに、そのままソファに座ってお皿も使わずにパイ生地のパン食べていたなーと。
(↑この描写は根に持っている気持ちが出ているw)
彼が洗わない手で食べていたのは、
おそらくご両親にそう言われているからなんだなと合点がいきました。
「手を洗わないほうが病気にならない」、もしくは「手を洗わなくても病気にならない」
とでも思っているのでしょうね。
ちなみに、Bのご両親はエリート職業についている常識人ですよ。
そしてさらに思い出されたのは、先日息子のクラスの頭ジラミ検査の係を担当した時のこと。
子供たちの頭にフケと思われるものがたくさんあったことでした。
気候や硬水の関係で、頭を毎日洗う習慣がないんだよね、と思っていました。
しかし、もしかしたら、それは気候やら硬水が理由ではなく、オランダの子供達はそんなふうに家庭で教育を受けているのかもしれない。
というのが私が連想したことでした。(統計的な真偽は確かめていませんよ)
たぶん、オランダ人に聞いたら、「そんなことありえない」っていうと思いますが・・
うちは、日本人カップルなので、基本的には外出した日はお風呂(シャワー)に入って、頭も体も洗っていただきます!
帰宅後に手を洗う、というのも、息子が友達にも自発的にいうくらい自然なことです。
それでも、東京より空気はキレイだし、ベタベタした汗もかかないので、シャワーを毎日浴びなくても気にならないこともあります。
硬水で肌がより乾燥したり痒くなることがあるのも事実。
息子は、Bに言われたことで、自分が毎日やっていることはよくないことなんじゃないかと思い始めたようでした。
確かに、落ちた食べ物でも「3秒ルール!」のように小さいうちから口にして体内に入れることで、いろんな雑菌への免疫を強くすると言います。
うちもそんな感じで、よっぽど泥とかついてなければ食べてました。
だけれども、ですよ。
(少し言い換えて)「毎日体を洗うと病気になる」はいくらなんでも行きすぎているな、と思って笑えました。
Bのご両親はおそらく、「毎日お風呂に入らなくても死なないよ」くらいのことを伝えたのかもしれないし、「免疫が強くなるよ」と伝えたのかもしれません。
そんなことを息子に伝えると、
「日本とオランダでこういう違うところあるんだよねーよくわかんないよー」
とブツクサ言っていましたね。
洗わない手で食い散らかされるお菓子たち・・・
あえて白やベージュのソファを避けてよかった
そうそう、もう慣れましたけど、
私の住んでいるあたりだけ(かな?)では、パン売り場でパンを手づかみして買っていくひと多いんですよね・・
トングあるのに使わない。
なんなら、店員さんも素手でパンを並べてますからね・・
素手で取ったパンをじーっと見て買うか吟味して、戻す人も見たことあります。
ちなみにコロナ中もそうでした
あ、そこのあなた、オランダではパンは買わずにおこうって思っていませんか!
素朴な味でおいしいですよー
ではみなさん、ドゥーイ(オランダ語でバイバイ)