2024年1月もそこそこの日に、

 

長男のサッカーのキックオフイベントとして19−21時にディスコナイトがありました。

 

親は基本的に同伴せず送迎だけ。

 

9歳から12歳までのこのチームに所属する子供と、運営の大人たちだけの2時間でした。

 

 

 

うちは、送り迎えの兼ね合いもあり、参加させてあげられなかったんですが、

チームメイトの親から送られてきたムービーを見てその盛り上がりにびっくり、笑。

 

 

アメブロって動画を載せづらいので、ひとコマを置いておきます。

 

 

 

 

オランダにいると、子供と大人の垣根ってものを考える機会が多々。

 

 

以前投稿した、性教育についてもそうですが、こういったイベントごとも、大人がやることを子供も子供バージョンとして経験する、って感じで。

 

 

日本やアジアの子は、過保護でなかなか親子が離れられないと批判をする本を読んだこともありますが、ヨーロッパはヨーロッパで子供のうちから大人のような経験をしたり、大人の時間を大切にすることで子供の自立を促したりします。

 

 

 

不思議なのは、

日本では小学生になればひとりで登下校したり電車に乗ったりしていますよね。

 

 

オランダでは、安全上の理由といえども、10歳ごろからひとりでの登下校や出歩きを許す風潮があります。

 

息子のクラスでは、9歳の子たちがそろそろひとりで出かけるための練習を始め、10歳になった子はひとりで登下校や放課後に出かける様子を目にします。

 

 

 

この話だけだと、日本の子どもたちの方が小さいうちから登下校するなんて立派だ、自立していると言えるかもしれません。

 

 

しかし、オランダでいう「自立」とは、ひとりで生活できるための準備のようで、

例えば、赤ちゃんの時から自分のベッドでひとりで寝る、起きたらベッドメイクする、朝ごはんを準備する、自分の身支度は自分で整える、というようなところからスタートしているようです。

 

大人になってからすることを子供の時から練習しているんですね。

親は子がそれを見守っておく、と。

 

その辺りが西洋の文化との違いでしょうか。

 

 

子供の時は子供らしく、一人暮らしを始める頃に大人がやってくれていたこと(料理や洗濯、掃除)を始めるのか、

子供といえども人間、大人がやることの子供バージョンをさせよう、という心意気なのか。

 

 

これらに私ごときが決着をつけるつもりはないですし、

各家庭の方針に従えばいいのではないかと思っています。

 

 

ただ、こういうことは実際に移住してみて経験することで考えるようになってきたことで、

移住する前は、こういったところまでは深く考えが及んでいなかったなーと。

 

 

オランダでは、

「小さい子供は起きる問題も小さい、大きくなるにつれて問題も大きくなる」

と言います。

 

その通りなんだろうなーと。

 

 

先の子供だけのディスコナイトも、まだまだ早いんじゃない?と思っていたけれど、こう考えていくと、こんな音楽の楽しみ方があるんだよ、と知っておけば、大学生になってから狂ったようにクラブ通い、なんてこともなくなるのかもしれません。

だって、どういうものかをすでにわかっているのですから。

 

(あ。クラブ通いの張本人はわたくしですw)

 

 

9歳の子供の成長や変化に向き合いながら、ぼんやり考えるこの頃です。