我が家は一時帰国でも旅行でも基本的にはペットのにこも連れていきます。
ヨーロッパ系のエアラインは機内に持ち込むことが可能です。
その代わり、チェックインの際に強制的に座席指定されてしまうので、予約の際に有料で座席指定を自らする必要はないと思います。
前回の帰国から1年半が経過し、もうすでに私の記憶はあいまい。
ペットの輸出入に何が必要だったのか、いま一度確認するところからスタートしました。
今回は、私の備忘録がてら、犬連れで日本と海外(オランダ)を行ったり来たりする方に参考にしていただければと思い記しています。
一番大事なこと: 狂犬病注射(Rabies)
一番大事なことは、
狂犬病注射を途切れずに接種し続けていること。
有効期限内に次の注射を打っておかないと、失効となり、再度180日間の待機が必要になるので、要注意です。
狂犬病注射は、日本では有効期限が3年のものを打ちつつも、1年ごとに接種しなくてはいけません。
しかし、ヨーロッパでは、3年に1度打てばいいので、忘れがちです。
狂犬病抗体検査
狂犬病抗体検査はいつでも取得できます。
獣医師による血液のサンプリング
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農林水産省が指定している下記の検査施設に血液サンプルが送られることを獣医師に確認しておきましょう。
ワーヘニンゲン生物獣医学研究所
Wageningen Bioveterinary Research(外部リンク)
住所:オランダ レリスタッド所在(P.O. BOX65 8200 AB Lelystad The Netherlands)
TEL:+31 (0)320 238 207
E-mail:info.bvr@wur.nl
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1〜2週間で結果が出ます。
クリックすると、農林水産省のページへ飛びます。
私は、いつでも帰国できるように(心配性なので)、あらかじめ手元に有効な抗体検査証を持っておくようにしています。
期限は血液サンプリングの日から2年間です。
動物検疫への届出、輸出検査
帰国の目処がたったら、下記リンクから輸出入の届出をしておきます。
合わせて日本から出国の予定があれば、「輸出検査申請」もしておきます。
オンラインで登録しておくと、データが残って、次の届出の時にも便利ですよ。
気をつけなくてはいけないのは、(日本へ)輸入する40日前までの届出が必要、ということです。
40日をきってから緊急で帰国の必要が出た場合は、その旨をメールで連絡しておくと安心です。
出国前10日以内に健康診断と裏書を受ける
出国日10日間で済むように、獣医師の健康診断と、NVWA(エヌフェーヴェーエー)に裏書(リーガリゼーション)の事前予約をしておきます。
出国前10日になったらすぐに獣医師による健康診断を受けられると安心です。
農林水産省が指定する「Form AC」に記入してもらうのが情報の過不足がないのでおすすめです。
それを後日に予約したNVWAでリーガリゼーションしてもらいます。
ただ、スタンプ押してもらうだけなんですが、20分ほどかかります。
ちなみに2024年時点で62ユーロかかります。
到着空港の動物検疫とのやり取り
届出を申請すると、動物検疫から書類の修正や要請で連絡がきます。
健康診断&裏書を受けたForm ACも、動物検疫に事前に送って書類に不備がないことを確認しておきましょう!!
到着後は動物検疫(税関)へ
到着ターミナルに着いたら、動物検疫カウンターへ忘れずに寄ってくださいね。
1時間程度かかる、と書いてあることがありますが、経験上それほどかかりませんでした。
日本から輸出(オランダ輸入)
日本から輸出する場合は、輸出検査申請書を登録しておき、事前に出国10日以内に動物検疫でのチェックを受ける必要があります。
出国の飛行機にあわせて、動物検疫に連絡してくださいね。
また、オランダへ帰国する場合は、このようなサイトをご確認ください。
EUのペットパスポートを持っていれば、さほど難しいことはありません。
ペット天国ヨーロッパ
ヨーロッパでは、人権ならぬ犬権がしっかりしているので、ワンちゃんとの日本からの旅行もおすすめです。
もし飛行機に乗れる