完全にマイノリティの空間にいて、
日々プライドをズタボロにされていると、
ちょっとしたことで「日本人であることが誇らしくなる瞬間」があります。
なんせ、この国の人にとっては、私のファーストかセカンドアイデンティティが「日本人」なもので。
今日は、わたし的まとめふたつ。
①セルビア人に、
「最近ちょうど友達が『日本は世界一住みやすい国だよ』って力説していたの。そしたら日本人であるあなたに会えるなんて」
と喜ばれたとき。
この人は、汚染や貧困のすすむ自国から、オランダへ移住してきて1年。
新天地を求めてきたものの、オランダのどんよりしたお天気にちょっとつらいことも多いそう。
そんな中、日本に住んだことのある友達が、日本が住みやすいって教えてくれたのだそう。
近頃は、日本に外国人移民も増えているんですよね?
そんなこんなで、さらに話をしていたら、その人がサラッと羽織ったコートがとてもステキに見え。
「ステキなコート着てるね!暖かそうだし、作りもしっかりしている」
と伝えると、
「ああ、これは確か、中国か日本あたりのものよ」
というではありませんか。
ピンときましたよね!
「もしかして、ユニクロ?!」
と聞くと、
「それそれ!とってもいいのよ〜」って
私、ユニクロとなんの関係も無いけど、すごくうれしかったし、私も欲しいって思っちゃいました。
②和食を作るワークショップをやったとき
トルコ人とオランダ人が揚げ油の処理をしてくれていた。
見ると、空きのワインボトルに冷めた油をうつしかえている。
「え?何してるの?」
そんな人は初めて見たので、驚きの言葉がそのまま出てしまった。
「油はシンクに流せないから、こうやってワインボトルに入れてさ」
なんて言っている。
そこで私がドラえもん的に取り出したのは、
ジャジャーン
日本ではおなじみ「テンプル 油処理剤 固めるテンプル」
みんなに使い方を説明すると、
「おおっ!!!!!!日本スゲーーーー」
と歓喜の声。
固める粉の入っていた袋を、油に差し込んでおけば、油が固まったかどうかもわかるよ、と伝えると、
「おぉぉぉぉぉぉー日本めっちゃスゲーーーーー」
ありがとう
発明したの私じゃないけど。
ありがとう
日本のご先祖さまと先輩たち、ありがとう
あなたがたのおかげです。
おしまい