オランダは4月22日から今週日曜5月7日まで、絶賛「5月休み」中でした。

 

4月から5月にかけて、もうすぐ夏休みも迫っているというのに、キリスト教関連のお休みやらが多いのです。

*5月は13回しか登校日がありません・・・


 

 

 

今回の5月休みは、にこが手術後であることもあり、まったりした日常を過ごしています。

 

朝と夕のにこ散歩に出て、その間は子供とゲームや公園遊びを楽しんでいます。

 

にこにお留守番をさせず、一緒の時間を多く作りたいので、夫と工夫している感じです。

 

という5月ももう最終日。

 

夏休みまであとは突っ走るだけ、です。

 

 

 

 

にこの脂肪腫

 

 

前回の記事でお伝えしたように、チワワのにこ(10歳)は脂肪腫の摘出手術を受けました。

 

早くも6週間が経ちました。

 

私の予想では、水風船のようなものを取り除くというイメージでした。

 

丸いバルーン型の膜の中に、脂肪が溜まっているんだと。

 

獣医も、似たような楽観的な見解を持っていました。

 

 

 

 

ところが、切開してみたところ、ただの水風船ではなく、

 

大きな核となる脂肪の塊から、ブドウの実のようなものが

 

ぷるん、ぷるんと新たな脂肪の塊を作り出していました。
(術後に写真を見せてもらいました)

 

 

かつ、一部の脂肪腫が、筋組織と神経組織に「浸潤」していて、

キレイに取り除けるような状態ではなかったそうです。

 

そのため、その肛門にも近いその「一部分」は体に残してしまうことになりました。

 

 

 

 

にこの術後

 

 

 

ひとまず、大きな塊は取れ、出す時にポロポロちぎれてしまっていた便も通常通りに。

 

術後に痛がったり、痒がったりするようなこともなく、10日後に抜糸をしました。

 

翌日からお散歩に行ける元気もあり、安心しました。

 

最初は、大きな縫合をされた傷にびっくりしていた子供たちも、にこに労りの声をかけてあげていました。

 

お散歩では、電動車イスに乗ったおばあちゃんが、

 

「どうしたんだい?」

 

と声をかけてきました。

 

「うちの2匹の犬も、病気をしつつ20歳まで生きたよ」

 

という、力強い言葉をもらいました。

 

 

 

 

 

 

2つ目の手術

 

 

 

そんなこんなで、待ち受けるは2つ目の手術。

 

脾臓の摘出です。

 

避妊手術の傷より大きくなるというので、やや恐怖を感じつつ、

 

このままだと、にこがいつ脾臓破裂で危険な状態になるかもわかりません。

 

それこそいち大事。

 

 

というわけで、

6月なかばから7月初旬に手術を設定したいと思っています。

 

こんな時、日本の獣医さんだと、獣医側からのリードで進んでいく気がしますが、

ここは、オランダ。

 

黙っていると、そのまま手術が進まないで放置。

 

なので、こちらから、「あれはどうする、これはどうする」と打診していかなくては。

 

 

 

 

まだ剃毛された部分には毛が生えてないのですが、

なんとその中でも脂肪腫のあった部分にだけ、

柔らかい赤ちゃんのような毛がふさふさと生えてきました。

 

よく大事な部分には毛が生える、と言いますよね。

 

だから、手術をした箇所を守ろうして毛が伸びるんじゃない?と思っていたら、

 

今日それを見た獣医は、「こんなの初めて見た」と言っていました。

 

どうなんでしょ。