こんにちは。キョーちゃんです。


今回、KATOの“6128 キハ58-1100”を1両増備しました。


キハ58型の1100番台は、昭和42(1967)年度以降に製造された8次車と呼ばれるグループで、キハ58・28の前面窓が側面まで回り込むパノラミックウインドウと、スカートを備えた外観が大きな特徴の車両です。


また、今回の製品は前面のジャンパ栓やエアホースなどが付属品として付いたことにより興味を持って購入した訳なんですよね。ただ、この製品は2020年に発売されていたのですが、KATOの製品紹介やポスターの写真は無塗装(車体と同じクリーム色)のまま取り付けられていて、正直あんまりかっこよくないと思っていたのですよね。しかし、これ塗装したらめっちゃかっこよくなりますよね。あるとき、どこかで見て一気に欲しくなりました。


さて、製品を見ていきましょうか。

スカートとスノープロウを装備した先頭部連結器まわりが再現されています。タイフォンはスリット式です。また、ジャンパ栓やエアホース取り付け用の穴がいつくか開いています。種別幕には“急行”が取り付け済みでした。





側面は運転席窓点検蓋なし、強制換気口あり、トイレ窓は横長の形状を再現されています。(反対側です。すいません、撮影していません。) 屋根まわりは客室部にベンチレーターがなく、デッキ部にベンチレーターを備えた形態ですね。
また、屋根上水タンクは丸みのあるFRP製の形態のものを再現されているのも特徴ですね。





付属品です。白色の種別幕(急行以外にしたいときはシールを貼り付けて使用するみたいです。)、幌、ジャンパ栓、胴受、シールです。

胴受は設置するとカプラーが動かなくなるため、中間に入る場合は設置出来ないみたいですね。説明にはありませんでしたが、ホース付のジャンパ栓も設置したらカプラーの動きに制限が出るため中間になる場合は設置しない方がよさそうですね。





箱の内側の説明書です。





前面ライトのON/OFFスイッチは室内に設置されています。

最近のKATO製品によくあるみたいですね。ライトのON/OFFスイッチの室内設置、昔の製品は床下に付いていたので切り替えが楽だったのですが…。これなら切り替えのときは毎回分解しないといけませんね。





さて、今回一番問題になったのがこのカプラーと台車です。小型化された連結器はひじょうにリアルで良いのですが、KATOカプラーなどの他の連結器と連結出来ません。台車の方もカプラー受の手前で切断されたような形状です。

元々、他のキハ58系(旧製品)に連結する目的で購入しましたので、これは困りましたね。

マイクロエースの製品みたいに他社カプラーへの交換を前提にしたパーツがあると助かるのですが…。トミックスも初めてTNカプラー付のキハ58系を出した時はアーノルドカプラーとの互換パーツ付けてくれていましたし。ちょっとKATOさん乱暴ですよね。





バラしてみました。この台車の取り付け方も初めてみました。





そんな訳で、いろいろ考えたあげくカプラー受を接着しちゃいました。他に方法が思いつきませんでした。

上が加工前の製品のままの状態です。下が加工後です。

余っていた台車から切り出したカプラー受を瞬間接着剤で固定し、補強の意味で上に0.5mmのプラ板を貼り付けて黒く塗りました。





連結器パーツを外して、台車を元に戻しました。まあ、先頭か最後尾のどちらかに連結される訳ですので、それほど強度は必要ないと思います。ただ、走行時の振動には耐えてもらわないと…。





そして、塗装したジャンパ栓です。塗料の付きにくいパーツでしたのでプライマー処理の後、ホースをつや消しの黒、接続部にグレーを入れています。

今回の製品、ひじょうにリアルに出来ていますので、このパーツも塗装済パーツだったら嬉しかったのですが…。





設置しました。良い感じです。





入線させました。今のところ、加工した連結器は問題なく走行しています。





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