倉田真由美さんの本を読みました。
『抗がん剤を使わなかった夫
~すい臓がんと歩んだ最後の日記~』
すい臓がんで余命は半年~1年と言われ、
ほとんど迷うことなく「治療はしない」と決めた夫の話。
標準治療をしない人の「一例」を知ってほしいと書かれた本。
- がんと闘わず、抗がん剤も使わない
- 食べたいものを食べ、自由気ままに生きた
- 最期まで、自分の選択を後悔しなかった
- 高濃度ビタミンC点滴などの自由診療が効いたかどうかは分からない
夫である叶井俊太郎さんの人柄が伝わってくる本でした。
自由、楽観的、ユーモア、仕事が好き、自分に正直etc.
すい臓がん発覚後、1年9か月そばで見守り、
最後は自宅で看取った妻の視点から書かれています。
夫の選択を受け入れながらもあきらめきれない妻の気持ち
も綴られています。
日本でがんの標準治療をしない選択をするのは、
勇気のいることだと思います。
「自分にとっての最善は何なのか?」
を自分で選んで決めたからこそ、
後悔しない、納得できる人生になったのではないかと思います。
自分らしさを大切に、最終決定権は自分にあることを忘れずに!
気になった方は一読をオススメします。