「誰でも一定の条件さえ整えば、成長に向かって、自分らしく健康に生きることができる」

「人は生まれながらにして、より成長しよう、自分の持てるものを最高に発揮しよう、という自己実現の傾向を持っている」

 

カール・ロジャース(心理学者)の考え方だそうです。

人間に対する楽観的な見方✨

子育てにおいても大切にしたいと思います。

 

この時大切なものが

①   共感的理解:相手の感情を認める

②   自己一致:あるがまま

③   無条件の肯定的配慮・受容

 

「共感的理解」が大切な理由は、

人の「分かってもらいたい」という基本的欲求を満たすから。

 

 

私は去年の今頃、同じことをグルグルひとりで考えてしまっていた時に、コーチングに出会いました。

コーチが私の気持ちや考えていることに共感を示し、受けとめてくれたこと。

 

これだけで、「誰も私のことを分かってくれない・・・」と思っていた気持ちが落ち着きました。

「こんな風に感じてもいいんだ!」と自分の感情を認められるようになると、自然と力が湧いてきたように思います。

 

家族や身近な人に話しにくいこと、第三者だからこそ話しやすいこともあるでしょう。

私の場合はそうでした。

気持ちが落ち着き、これからどうしたいのか、未来へ一歩踏み出せたのです。

 

「傾聴することは、変化を起こす最強の力である」

これも、カール・ロジャースの言葉。

 

 

ちょっと話は変わりますが。

夫と私が何か話している時、子供に邪魔されたと感じることがあります。

気を引きたいという子供の愛情確認行動のように思います。

 

先日は私の向かいに座っていた3才児トーイツが、口から牛乳をバーーと吐き出したように見えました・・・。

夫は子供の隣にいて私と話していたので、あまり見えていなかったはず。

 

トーイツ「牛乳こぼしちゃったの」

私「口からわざと出さなかった?」

夫「トーイツがこぼしたっていうならこぼしたんだよ」

 

トーイツの言うことを尊重する。

無条件の肯定的配慮・受容ですね!

 

夫と私の会話中に、離れた所からやってきた子供が何か話かけてくることも。

急に言われても子供の話の内容が良く分からないことが多いです。

夫は「うんうん、そうか。良かったね。」というような返事をして、子供は満足してまた向こうへ走っていきます。

 

夫はコーチングなど学ばなくても、子供に対して自然と「共感的理解」や「受容」を示しているように見えるのです!

よく分からないのに適当に話を合わせるなんて・・・と私は戸惑っている間に。

 

「誠実さ」について、強みと弱みは表裏一体だなぁと感じた出来事でした。