松村亜里さんのポジティブ心理学コーチング講座を受講しています。

亜里さんのメールマガジンに時々、御自身の乳癌のことが書かれています。

ブログでも公表されています。

 

診断されたときはショックだったけれど、その後「治る」と決めたというお話。

今は化学療法と手術で「キャンサーフリー」の状態になられたとのこと。

再発の不安について書かれていたこともありますが、お元気そう&幸せそうです✨

 

私は病理医として、顕微鏡をみて診断する仕事をしています。

乳癌疑いの患者さんの生検標本をみて、乳癌の診断レポートを昨日も書きました。

私と同年代の40代女性の患者さんも比較的多い印象です。

 

昨日診断した40代女性は、数年前から自分でしこりに気付いていた方でした。

小学生の自閉症の息子さんがいて、その対応に追われて、受診する気になれなかった…

とカルテに書かれていました。

子供のために治療を頑張りたい、とも書かれてありました。

 

病気は何かを気付かせてくれるチャンスかもしれないなぁと思います。

自分や病気を責めないで、自分の生き方、考え方と向き合ってみるといいのかもしれません。

 

亜里さんは、ずっと一人で頑張って孤独だった(ひとりぼっちと感じていた)けれど、

病気になった時に「人に頼ることを学ぶ」と意図したと書かれていました。

今はポジティブ心理学を広めたいというたくさんの仲間に囲まれていらっしゃいます。

 

女性、特に「お母さん」は家族の世話を優先して、自分のことは後回しになりがち。

病気は、ゆっくり休んで、これまでのこと、これからのことを考える機会になると思います。

亜里さんのように希望をもって「治る」と決めること。

自分の生き方、考え方と向き合って、これからどうしたいかを考えること。

これは、自分にしかできない大切なことだと思います。