朝起きたらびっくり。トルコで国軍によるクーデターが

 

http://edition.cnn.com/2016/07/15/world/live-blog-turkey/index.html

 

現在首都アンカラで42人死亡。一部の報道によると大半が民間人、あとは軍隊と衝突しているエルドアン派の警察官数名。

 

http://www.bbc.com/news/world-europe-36809083

 

過去にもトルコではクーデターが何度か成功しています。

 

1923年、トルコ共和国の誕生以降、トルコ軍は自称、国の「Guardian(守護者)」としての役割を果たしてきました。「ケマリズム」に基づき、「国の政教分離主義民主主義を守らなければ」という理由で1960年から1980年の間、3回クーデターを起こしています。結果、長い間軍はトルコの政治や経済に介入したり、政府に圧力をかけてきました。

 

それが最近、国軍の権力がどんどん弱くなっていました。2002年にレジェップ・エルドアンが首相になり、そして2014年には大統領に。エルドアン政権は軍部の政治介入をやめさせるため、そしてクーデターを計画の段階で止めようと、影響力のある反エルドアン派の軍関係者の摘発・投獄に力を入れてきた。

 

http://www.bbc.com/news/world-europe-13746679

 

でも最近は国軍と仲良くやっているように見えたのにな。政府と軍部、協力し合ってテロと戦い、イスラム国やPKKを追ったり。なんでこのタイミングなんだろう。

 

だって、NATO加盟国のトルコの軍隊はイスラム国との戦いの中、とても重要な役割を持っている。イスラム国に加わるためトルコからシリアへ国境を越えようとする「foreign fighters (外国人戦闘員)」を止め、国境を守っているのはもちろん軍隊。あと、アメリカも、トルコの空軍基地を使ってISをターゲットした空爆オペレーションを行っている。

 

まだ衝突は続いているようですが、アメリカもNATOも、クーデターを起こして民主的に選出されたエルドアンを退位させようとした軍隊と今後も何もなかったかのように協力し合うことは難しい。

 

いやはや。トルコに友達が何人かいますが、銃撃がまだ続いているとFacebookに投稿が。

 

早く収まるといいんですが、これでエルドアンはもっと力を入れて、軍部をコントロールしようと圧力かけるでしょうね。自分の権力を強める良いきっかけができちゃいましたよ。

 

遠い国の出来事のようですが、波紋を呼ぶでしょうね…特に今後のISとの戦いに大きな影響を与えます。

 

The world gets crazier every day...

 

Well, hope you have a safe and relaxing day!