皆様こんばんは。

 

大好きなオリビアニュートンジョンさんが

 

亡くなられました。

 

 

 

地上で輝いていたスターたちが

 

どんどん星になるのは

 

とてもせつないものですね。

 

大好きなマイケルジャクソンもプリンスも

 

デビッドボウイもジョージマイケルも

 

ホイットニーもエイミーワインハウスも

 

皆、星になっちゃいましたからね。

 

そんな洋楽大好きなわたしに

 

洋楽の世界に誘ってくれたのが

 

オリビアニュートンジョンの歌声でした。

 

 

わたしが小学校の頃

 

同じ敷地内の長屋に住んでいた

 

母方の祖母が伯父が家を建てたので

 

そこで一緒に暮らすようになり

 

空き家になった長屋に

 

新しく超して来たのは

 

若いご夫婦でした。

 

 

そのご夫婦は

 

いつも素敵な曲を聴いていて

 

わたしが聞き耳を立てていると

 

家の中に招きいれてくれていました。

 

 

祖母が出た後

 

あの部屋がどんなふうに

 

変わっているのか興味津々だったので

 

部屋の中に入れてもらえることが

 

嬉しくてたまりませんでした。

 

 

玄関入った瞬間から

 

祖母が住んでいた頃とは

 

佇いから匂いまで違う

 

お洒落な内装の部屋に

 

生まれ変わってました。

 

 

祖母手作りのひょうたんがいくつも

 

置いてあった玄関には

 

 

ドライフラワーと

 

ポプリが飾られ

 

 

祖母が画鋲で

 

貼り付けていた酒屋のカレンダーが

 

あった場所には

 

 

美しい外国の女優さんの

 

ポスターがおしゃれな額に入れて

 

飾ってあったり

 

 

アルバム色の古ぼけた

 

カーテンがかけてあった

 

窓際には

 

ペパーミントグリーンのブラインドで

 

わたしからすると「外国人の世界」

 

に生まれ変わっていました。

 

 

しかも奥様がお菓子作りが得意だったようで

 

子どものわたしに

 

焼きたてのクッキーと

 

シナモンスティックを添えた紅茶で

 

もてなしてくださるのです。

 

ここにいると子どもながらに

 

日常を忘れることができたように

 

思います。

 

5メートル先の同じ敷地内にある

 

わたしの家ときたら

 

雨漏りはする、Gやスパイダー

 

むかで、ねずみは出るわ

 

弟たちが暴れていて蹴り破いた

 

やぶれかぶれの障子やすりきれた畳

 

・・・・

 

まるで異次元の空間でした。

 

なのでわたしはご夫婦の御厚意に

 

甘えまくり、しょっちゅう

 

お隣に遊びに行ってました。

 

 

そのときに

 

ご夫婦がよく聴いていたのが

 

オリビアニュートンジョンの

 

そよ風の誘惑でした。子供心に

 

「なんてきれいな歌声なんだろう」と

 

心奪われましたね。

 

 

アップテンポのこの曲や

 

 

子どもだったわたしが一番好きだった曲。

 

 

このご夫婦はご主人が洋楽、奥様が

 

邦楽が好きで、わたしが来ると

 

どちらの趣味のものもまんべんなく

 

「これいいよねぇ」と聴かせてくれていました。

 

そんな異次元空間での優雅な時間は

 

1年ぐらい続いたでしょうか。

 

ご夫婦に可愛らしい

 

女の赤ちゃんが生まれたのを

 

きっかけに

 

古い長屋での子育ては

 

手狭になったとのことで

 

ご主人の職場がある少し離れた町に

 

引っ越していかれました。

 

 

その頃には弟たちまでもが

 

おやつ目当て+女の赤ちゃんを

 

かわいがっていたため

 

ご夫婦の家に出入りしていたので

 

家族ぐるみの

 

お付き合いとなっていましたから

 

ご夫婦が引っ越しをされるときは

 

家族皆で手伝い、見送りました。

 

 

洋楽を聴くという習慣を

 

持つきっかけになった

 

ご夫婦との出会い

 

そしてオリビアの声に心奪われなければ

 

わたしはその後、英語教育に

 

力を入れている学校に進学することもなく

 

英語の仕事に就く事もなかったと思います。

 

皆様にとって

 

何かきっかけになった曲、出会いって

 

ありますか?

 

オリビアのご冥福をお祈りしたいと思います。