皆さまこんにちは。

 

さてこちら

 

先週youtube配信されたものですが

 

 

このyoutubeの中でも

 

友人知人、あなたが大切だと思っている人が

 

危険な思想を信じてしまったり

 

怪しいものにお金を投じようとしているときは

 

「全力で止めてあげてください」

 

とお話をしました。

 

 

しかし、わたしもこれ

 

経験がありますが

 

妄信している人に対して

 

全力で止めたところで

 

なにもできないということもあります。

 

 

わたしの場合は母でした。

 

母は長年、ある宗教を信じていて

 

そこに大金を投じていました。

 

 

母が最初に宗教にはまったときは

 

わたしもまだ幼く

 

何も言えなかったのですが

 

Aという宗教をやめては


 Bというまた別の宗教に


ハマることを繰り返し

 

そんな生活が10年続いた頃には

 

高校生になったわたしも


アルバイトを

 

しなければならないほど

 

家計がひっ迫していました。

 

そしてある日バイト代を


行きたかったコンサートに


充てたいと言ったら


「家族が困ってるのにあんたは」

 

と怒られ、母と口論になりました。

 

自分は宗教にお金を使うのに


なんでわたしだけ我慢しなければ


いけないのか?


だいたい何年も


祖師とやらを


信じてるけど


何にも良くなっていないやん?


そんなへんてこ宗教にお金使うなら

 

小さい弟たちのことや

 

滞納しているわたしの学費に

 

当ててほしいと伝えたのですが

 

激昂した母に


頬をぶたれただけで


話し合いにもならず、


結果わたしが母の反対を


押し切ってバイトを増やし


家にはちゃんとお金を入れて


コンサートに行きました。


母からすると反発ばかりする


わたしが憎たらしかったと思います。


この一件で


さらに母との仲がこじれましたが

 

 このことは未だにわたしの中で

 

腑に落ちない、理不尽なこととして

 

心の中に残っています。

 

 

正義の違いとか価値観の違いとか

 

自分の頭の中でなんども整理しましたが

 

どうしてもあのときは母が

 

馬鹿にみえて仕方ありませんでした。

 

 

結局、母の宗教問題は

 

父との親族一同を巻き込む

 

騒動に発展し離婚するしないで

 

揉めに揉め


一家離散となる危機に陥りましたが

 

ようやくなんとか母を

 

その宗教から引き離すことに


成功しました。

 

母も宗教のせいで


莫大な借金があり


父がこさえたわたし名義の借金とともに

 

自己破産させました。

 

*母は自己破産の手続き中にも

そんなことしたら

罪を重ねることになる、

神様に使ったお金なのに

きちんと返さないとダメだと

嫌がって手続きをするのが本当に大変でした。

 

 

さて、自分以外の他人の

 

それがたとえ家族や友人など

 

近しい人であっても

 

その信念を変えるというのは

 

なかなか難しいことです。

 


では、あきらかに


おかしなことを信じている家族

 

友人を前にして

 

そのとき

 

側にいる人たちはどうしたらいいのか。

 

 

ここからは


わたしの私見です。


まずは無駄かもしれませんが

 

全力で止めること。

 

 

それでもやっぱり


聞く耳を持ってもらえなければ

 

せめてお金だけでも没収すること。

 

 

こう言っては何ですが

 

何かあきらかに危ない思想を

 

妄信して、そこに

 

大金を投じる人というのは

 

ある種の病のような状態だと感じます。

 

 

なので言葉での説得はおそらく

 

無理でしょう。

 

こうなってくると

 

 

何かを妄信している人のせいで

 

自分が不幸せにならないよう

 

自分や他の家族、関係者の

 

身を守ることを考えるしかありません。

 

 

あと出来る限り


本人が

 

借金出来ない状態にしておく。

 

これはいろいろ調べれば


情報が出てきますが

 

わたしのクライアントさまで

 

ご家族が同じような状態だったとき

 

各クレジット会社に理由を伝えて

 

ローンが組めないようにしてもらうことが

 

出来たとおっしゃっていました。



 

家族が勝手に借金をしたことが


わかったら

 

安易に建て替えるのではなく

 

保証人に勝手にさせられてる場合

 

一回でも自分が支払いを

 

立て替えてはだめだと聞いています。

 

まずは弁護士さんに相談しましょう。

 

とにかく今は色んな


情報が飛び交っています。

 

その中には

 

あきらかに嘘だったり

 

あきらかに不幸になることだったり

 

悪質な情報もあります。

 

 

そしてその悪質な情報というのは

 

必ず「正義」とか「素晴らしい事」

 

に聞こえるよう

 

糖衣に包まれたお薬のように

 

すんなりと飲みやすく


それが毒薬であることを知らずに


自ら喜んで口にし


やがて毒がじわじわと


心と体を蝕み始めた頃には


取り返しのつかないことに


なっていく。

 

 

 

宗教やスピリチュアルだけでなく

 

とんでも医学、とんでも陰謀論などは

 

まるでそれが限定された


選ばれた者だけが知っている

 

知識であると錯覚するよう

 

巧みに作り込まれています。

 

 

 

こういう情報を信じないようにするには

 

どうしたらいいか?

 

わたしが思うに

 

いくら常識が崩壊している時代とはいえ

 

それでも「常識」というものは

 

ちゃんとあると思います。

 

そして「常識」というのは

 

ある意味、面白くもないもの

 

「当たり前」だったりします。

 

 

常識や当たり前のことが

 

どうしても受け入れきれなかったりすると


自分をダメな人間だと感じる人が


ほとんどでしょう。

 

たとえばうちの母だと

 

周囲の人が思い描く

 

「いい奥さんとは」

 

「いいお母さんとは」

 

という常識にうまく従えなかったのだと

 

思うのです。

 

母が「いいお母さん」と自分のことを

 

思えなかったのは

 

場面緘黙症や適応障害に近い状態だった

 

普通ではない


わたしという出来損ないの存在のせい


だったことも

 

あったと思います。

 

わたしが普通にいい子だったら

 

母も必要以上に「いい母でいたい」

 

と思わなかったと思います。

 

しかしだからといって

 

危ない思想に行くのは・・・

 

この境目はどこにあるのか

 

わたしにはよくわかりません。

 

ただやはり

 

「常軌を逸している」

 

「あまりにも荒唐無稽」

 

「普通の人が誰も知らない情報」

 

こういうものは眉唾であると

 

認識したほうがいいでしょう。

 

 

眉唾と思えないときというのは

 

どこかで今の自分に絶望しているときだと

 

思います。

 

 

絶望感を持った人たち、


自分の存在価値が


よくわからなくなっている人に向け


選民意識をくすぐる言葉で

 

巧みにお金を使うよう誘導する

 

怪しいスピリチュアル、ビジネス、

 

投資話は

 

自分に絶望している人たちや


存在価値を見出せない人たちにとって

 

「もしかしたらわたしは

 

選ばれた人なのかもしれない」

 

と錯覚させます。

 

 

一度そういった選民意識の罠に

 

はまってしまった人を

 

目覚めさせるのは本当に


大変なことです。


 

現実的な対応については


一部上記に記載しましたが

 

わたしがおすすめするまた別の


アプローチとして


自分が巻き込まれたくないからとか


諸々不安から相手の行動をやめさせたい


気持ちを全ていったん横に置いて

 

「祈ること」です。

 


無理にやめさせようとするのは

 

難しい。とりあえずやれることを


やる。万事策を尽くした後は

 

「神様、彼、彼女が彼、彼女自身の

本当の幸せに向けて軌道修正できるよう

お導きください」

 

と一日一回でいいので

 

祈ります。


もちろん、ただ祈るだけなのですから

 

お布施などは一切必要ありません。

 


こういうとき

 

祈りのエネルギーは届きやすいです。


何故なら自分の保身ではなく


相手の本当の幸せを純粋に祈る心境で


いるときの祈りは本物の神様に


必ず通じます。



 

本来信仰とはこのように自分や

 

愛する人たちの幸せを祈ること。

 

そうでなければならないと思います。



 

そこに龍やらなんやらと話す


必要はありません。

 

特定の神様の名前も


呼ぶ必要はありません。

 

本物の神様は神様と呼べば

 

ちゃんと反応してくださいます。

 


 

最後に


わたしは神社神主の娘ですので

 

母がはまったとんでも

 

スピリチュアルのようなことは

 

これからも口が裂けても言わないし

 

「毒舌」「本当のこと言い過ぎ」

 

と怖がられたとしても

 

「常識の範囲内」

 

で皆さまが見えない世界と

 

共存しながら

 

依存ではなく

 

正常な人が誰でも

 

本来持っている正しい信仰心で

 

=人や自分が幸せになることを祈る気持ち

 

幸せになっていくことを

 

応援する立場でいたいと思っています。

 

明らかに常軌を逸した


荒唐無稽なスピリチュアル論


人を不安に陥れるインチキ予言


明らかに命の危険に


晒されるようなエセ医学などに


引っ掛かる人が少しでも減るよう


切に祈ります。

 

長い文章、最後までお読みくださった皆さま

 

本当にありがとうございました。

 

今夜も素敵な夜になりますように♥