皆様こんにちは。
鑑定などでよく
「わたしは心から感謝ができません」
「感謝の気持ちを持つという意味が
よくわからないです」
といったお声を聞きます。
何度もこのブログで書いてきましたが
わたしも２０年前まで
本当にそういう皆さんと同じく
「何が感謝？？？」
「いやありがたいってことは
頭でわかってるけどなんというか
これが本当の感謝なのだろうか？」
という感覚しか持ち合わせていませんでした。
しかしあるとき
生まれて初めて
最初の結婚相手の家から飛び出し
結婚するまでは絶対に
一人暮らしを許されなかった
過保護なわたしの父親にもナイショで
勝手に自分だけのアパートを借りて
自分に「自由」を許したとき
この6帖一間の小さな空間が
ありがた過ぎて
涙が止まらなかったのです。
それから３か月ぐらいは
ふとした拍子に
「自由」というわたしが一番欲しかったものを
手にすることができた
ありがたさで泣き崩れる日々を過ごしていたかと
思います。
自分の好きな時間に起きて
自分の食べたいときに
食べたいものを食べてただ眠る。
そして自分が本当にしたいと思う
仕事をすること。
この期間を設けたことで
「本物の感謝の気持ち」
を体験できたこと。
これは人生で一番の
収穫だったと思います。
皆さんにとって
心から欲しいものはなんでしょう？
お金でしょうか？
望んでいた仕事に就くことでしょうか？
それとも誰かと暮らすことでしょうか？
年を取ると
もう物理的に
手に入らないものもあるかもしれません。
しかし諦めなければ代替えのものでもいいので
取り入れてみるべきです。
これはとてもデリケートなことなので
ここで書くのはどうかとも考えたのですが
わたしの知り合いで還暦を前に
子どもを持つことを
諦められないでいる方が
いらっしゃいました。
それまで何度か妊娠にチャレンジしたものの
ご縁がなく
諦めていたのですが
そうこうしているうちに
結婚相手も亡くなり
死ぬ前にもう一度だけ夢を叶えたいと
思いいろんな方法はないか可能性を
探していたのです。
そんなある日
彼女の甥っ子に当たる男性の
妻が1才半の
女の赤ちゃんを置いて家出をしてしまうという
事件が起きたのです。
赤ちゃんはいらない、他の男性と
一緒になりたいという鬼畜ぶりに
甥っ子さんも傷心し
結局離婚することになったのです。
甥っ子さんのお母さん、つまり彼女の妹に
当たる人は体が弱く
とてもじゃないけど赤ん坊の面倒など
見ることが出来る状態ではありませんでしたし
相手方の義両親はそれぞれ離婚していて
連絡も取れない状態だったといいます。
そう、つまり彼女にとっては
甥っ子の娘を育てるという機会は
降ってわいたような嬉しいギフトだったのです。
思い描いていたことが叶った！と
物凄く喜んでらっしゃいました。
今も元気よく今年小学生になった
お嬢さんを世話している彼女は
「神様に毎日感謝してるの」
「感謝というものを６０年間知らずに
いた気がする。本当にこの子のおかげで
毎日が感謝」
と生き生きして毎日を過ごしています。
これは誰でもそうですが
人生にはいくら願ってもかなわないことも
あるかもしれません。
しかし本気の願いであれば
そして方法を選ばなければ
何より諦めなければ
彼女のようなミラクルが起こる可能性も
あります。
話が逸れてしまいましたが
人というのはある意味現金なもので
自分の心が満たされないと
やはり感謝の念を持つことができません。
何が自分の心を満たしてくれるのかは
事前にはわかりません。
わたしも感謝の気持ちを持ちたいから
自由を得たわけでなく
自由を得たくて行動したから
感謝が出来たのです。
自分の心を満たすために
何をしたらいいのか？
非現実にも思える夢を無理やり諦めようと
していないか？
一度自分の心と向き合うのも
いいかもしれませんね。
ちなみに
夢が叶わなくても感謝の気持ちが
持てますよ。
という人はそれでいいと思います。
それはきっと神徳により恵まれていたり
自分の人生を自分で満足させる努力を
惜しまなかった賜物だと思いますが
どうしても感謝が出来ない。
感謝って何？って人は
ぜひ一度、自分で封印している夢や
願望がないかチェックしてみて下さい。
そしてそれを叶える努力を始めるだけでも
感謝の気持ちが少しずつですがが
わいてきますよ。
それではどなたさまも素敵なティータイムを
お過ごしくださいね。