皆様こんにちは!

 

わたしは若い頃

 

3か月という短期間ですが

 

アメリカ留学をしていた時期があります。

 

当時のわたしは英語が大好きで

tai

聞く音楽も洋楽、みる映画も英語のもの

 

また当時は外国大好き少女の間で

 

海外文通などが流行っていて

 

アメリカやカナダ、ドイツ在住のアメリカ人の

 

男女友達とのやりとりが趣味という時期がありました。

 

 

しかしながら実家が大変貧乏だったため

 

自費でアメリカ留学することは無理だったので

 

仕事を兼ねたアメリカ留学をさせてくれるという

 

大手英会話会社に就職し

 

数ある試験を受けてほぼ無料で

 

この栄冠を手にしたときは

 

天にも昇る気持ちでした。

 

 

 

・・・さて、大好きなアメリカにいざ留学。

 

 

ホテルステイコースと

 

ホストファミリーと暮らすコースがあり

 

ホストファミリーと暮らすほうが

 

ほぼ無料だったため

 

実家の借金で

 

貧乏だったわたしはもちろん

 

そちらを選びました。

 

 

スペイン系アメリカ人の一家が

 

わたしのホストファミリーでした。

 

 

当時のわたしからすると

 

大きなおうちのうち一室の

 

ゲストルームに通されたとき

 

マシューの家に養子にやってきた

 

赤毛のアンさながら

 

喜びMaxに浸ったものです。

 

でも、なんとなく、違和感を感じました。

 

ホテルのように見えた部屋ですが

 

枕を裏返すと穴だらけ。

 

洗濯はしてくれてるようですが

 

シーツもぺらぺらで日本から

 

持ってきたタオルを敷いて寝ないと

 

いけないぐらい貧相な感じ。

 

 

夢見る夢子状態で渡米した

 

わたしにとって

 

それは悲劇の幕開けにすぎませんでした。

 

 

 

まずこのホストファミリー

 

わたしが思い描いていた

 

アメリカンファミリーとは

 

全然イメージが違いました。

 

夫婦でののしり合いの喧嘩を

 

しょっちゅうしているせいか

 

14才の男児も口が悪く

 

しょっちゅう何かを投げつけたりして

 

6才の弟をいじめます。

 

この弟も相当意地悪なくそがきで

 

わたしのTシャツをはさみで

 

切り刻んだり、食事中のわたしに向かって

 

何回も唾を吐いたりしているにも関わらず

 

親はこのクソガキどもを注意しないんです。

 

 

しかもあろうことか

 

わたしにはわからないと思ったのか

 

「ファッキンチャイニーズビッチ」

 

と夫婦でわたしの悪口を

 

言ってるのを何回も聞きました。

 

 

いやいや、わたし日本人やし。と

 

一応世話になってる身ですから

 

言い返すわけにいかず。

 

 

日本人も中国人もアジア人ってだけで

 

差別の対象であることは

 

知識では知っていたのですが

 

まさか自分がやられるとはです。

 

しかもここの親どもは

 

何かというと夜外出して

 

いないことが多く、昼間も

 

父親の方はふらりとどこかへ行き

 

母親は母親で1日中家にいるくせに

 

家事が苦手なのか

 

わたしに皿洗いや掃除をするように指示。

 

そう、どうやらメイドかベビーシッターがわりに

 

この家に迎えられたようだとようやく

 

気づいたんですが時すでに遅し。

 

 

まぁ、いろいろあって1週間もしないうちに

 

わたしはエージェントに

 

追加料金を支払って

 

ホテルステイコースに変えてもらい

 

事なきを得たのですが

 

留学ブームだった当時は

 

こういうことは明るみになっていませんでした。

 

 

留学生を迎えるときの手数料目当てで

 

ホストファミリーになる家族

 

そしてひどい目に遭う留学生

 

なんというか留学事業の闇をみた思いでしたね。

 

 

 

しかもあくどいことに

 

そのホストファミリーはわたしが

 

家を出てしまうとその分手数料が減るので

 

ホテルステイになってからも

 

それまでにみたことのない笑顔で

 

「IKUKOのことは本当の娘だと思ってるのよ」

 

>いやいやわたしファッキン

チャイニーズビッチなんでしょ?

 

 

「週末だけでも家に来てディナーをどう?」

 

>ディナーっていっても

初日だけはタコベルのデリバリーで

これが本場のタコベルだ!と感激しましたが

あとはレンチンしただけの

クソまずいピザとか何と何を混ぜたら

こんなに臭い料理ができるのか気色悪すぎて

二度といらんし。

 

と迎えに来ようとしたり

 

誘いに来るのがもう本当に嫌で

 

エージェントの担当さんを交えて

 

話し合いようやくこのホストファミリーと

 

縁を切ることができました。

 

 

わたしが今まで文通や日本で知り合った

 

アメリカ人との交流の仕方が

 

いかに上っ面だったかを思い知りましたね。

 

 

同じエイジェントを通して一緒に留学した仲間の

 

ホストファミリーはとてもいい人たちで

 

仲間のホストファミリーさんのところには

 

わたしも時々お邪魔させていただいて

 

とってもよくしていただきましたので

 

意地悪な人たちだけではないことも

 

わかりましたが

 

 

 

わたしのホストファミリーの一家は

 

スペイン系アメリカ人ということで

 

彼らもまたマイノリティー扱いされてたから

 

余計に、なんとなく腹いせ的に

 

アジア人にその怒りの矛先が向いたのかも

 

しれません。

 

 

いずれにしても

 

アメリカ特有の人種差別というものが

 

ここまできついものだとは。

 

初めて身をもって知りました。

 

それ以来、アメリカへの過剰な憧れは消えましたね。

 

 

当時のわたしはアメリカ留学したら

 

そのままアメリカに移住してもいいかも!

 

と思っていたんですね。

 

完全に夢見る夢子ちゃんですけども。

 

 

今思えば単純に

 

父親が私名義で借りた借金を

 

返すだけの生活に疲れ果て

 

現実逃避したかっただけなんです。

 

 

また当時は気づきませんでしたが

 

苦しみの連鎖が起こる原因は

 

どんな環境であれ

 

自分の内側に問題があるのに

 

 

環境さえ変われば、日本さえ離れればという

 

甘ったるい考え方を神様は見逃して

 

下さらなかったのだと思います。

 

 

にもかかわらずそれからも

 

何度となく、何か嫌になると

 

さすがにアメリカ本土はもう懲りて

 

ドイツやベルギー、オランダ、

 

フランス、ポルトガル、ハワイなどに

 

現実逃避の旅をして

 

その時は刺激があって楽しい思いをしたとしても

 

またすぐに虚しい気持ち、むなしい毎日が

 

待っている・・・これの繰り返しでした。

 

 

またあるときは

 

関わる人を変えれば人生が変わると思って

 

3度も結婚に失敗したり

 

環境のせいにするな!

 

人のせいにするな!

 

自分の心の在り方が現実を作る!

 

という原理原則を

 

腑に落とすまで相当時間がかかりました。

 

 

じゃあ、何をしたら

 

現実は大きく変わるのか?

 

それは人のせいにせず

 

環境のせいにせず

 

人や環境を変えようとせず

 

 

一番の軸である

 

自分自身と仲良しになること。

 

自分が自分の最大の味方でいること。

 

自分の欲求は自分で満たすこと。

 

まずここを整えていくことですね。

 

 

わたしもそこに気づいてから

 

まだそう時間が経ってないのですが

 

自分と仲良くなれると

 

本当に現実は大きく変わります。

 

 

 

自分で自分をいじめなければ

 

海外に行っても得られなかった

 

安堵感や解放感を感じることができます。

 

もし何もかもが嫌で環境を変えようとか

 

関わる人を変えようとか思っている方が

 

いるとしたら

 

その前に、まず一回

 

手探り&無理やりでいいので

 

1日5分は自分の欲求に耳を傾け

 

自分の声を聞く習慣を持つところから

 

スタートしてみてください。

 

 

内側を整えると勝手に外側の景色が

 

どんどん変わってきます。

 

環境を変えてもうまく行かない。

 

色んな人と付き合っても同じパターンで

 

嫌な目に遭う。

 

そういう人は特にこれ大事です!!

 

 

 

それではどなた様も素敵な午後を♡

 

 

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