皆様こんばんは。

 

さてあきらかに自分にないものに

 

なりたがる人というのは

 

「本当の自分」が

 

キラキラした何かを持っているに違いない

 

と勝手に勘違いしていますから

 

たとえばこのスピリチュアル業界でいうと

 

そんなもの見えないほうが安全で

 

健やかな状態なのに

 

龍や妖精、精霊、神の姿や

 

声が見えたり聞こえたりすることに

 

強いあこがれを抱いたり

 

コンテンツも持ってないし

 

ブログもろくすっぽ書かないし

 

人に興味を持ってもらえる記事を書けないのに

 

本を出したがったり

 

何か一芸に秀でる努力もしてないくせに

 

ある日ミラクルが起きて

 

有名人になる夢をみていたりします。

 

 

実はわたしも子供のころから

 

夢見がちなところがあったので

 

こういう人たちのドリーマーなところは

 

別に気にはしませんし

 

夢をみるのは悪いことではないと

 

思います。

 

しかし、残念ながら、人それぞれ

 

持っている才能も違うし

 

 

実は本物の才能とは

 

自分では

 

なんにもときめきを感じないこと

 

褒められても

 

あまり嬉しくないことだったりするのです。

 

 

わたしの例でいうと

 

わたしが小さい頃

 

憧れていたのは

 

>この話何回もしてますが

新しい読者さまもいらっしゃるので・・・

 

「専業主婦」になることでした!

 

母のようにおいしそうなごちそうを

 

たくさんこさえて

 

母のように可愛いものをミシンで

 

編んでくれて

 

おやつには蒸しパンや

 

揚げたてのドーナツを出してくれて

 

(家がまだ裕福なときは

 

こんな感じで母が手作りのおやつを

 

出してくれるような素敵なおうちだったのです)

 

おうちには母によって活けられた

 

可愛いお花がいっぱいでした。

 

とはいえ

 

わたしは母よりも

 

父に可愛がられていたため

 

母はどこか遠い存在で

 

大好きなのだけど

 

なんとなく近寄れない存在でした。

 

母にあこがれて

 

母のような素敵なお母さんに

 

なりたかったのに・・・・

 

結果は惨敗でした。

 

まずわたしには残念ながら

 

子供を産み育てる才能がありませんでした。

 

妊娠した経験もなくそのまま更年期を迎えました。

 

そしてわたしの中の専業主婦の

 

仕事の中で

 

一番華やかなもの・・・・

 

美味しい料理をつくること!!

 

なんと、わたしには

 

大変残念すぎることに

 

料理の才能が備わってなかったのです。

 

 

母と同じく

 

料理上手な父に教わって

 

ある程度のものは

 

作れるようになったのですが

 

いかんせん、センスがないので

 

いつも味が一定せず、結局、しばらく

 

料理をしない生活をしていたら

 

とてもじゃないけど人様にお出しできる

 

レベルのものは作れなくなってしまいました・・・。

 

 

それと母が得意だった裁縫。

 

小さい頃はわたしと妹のお揃いのお洋服を

 

全てお手製で作ってくれました。

 

最後に作ってもらったエレクトーンの

 

発表会のドレスは一緒に出演した

 

お友達から「私の分も作ってほしかった」

 

と泣かれるぐらいに可愛いドレスでした。

 

 

で、母の娘ですから

 

料理はダメにしても

 

当然裁縫の才能ぐらいは

 

引き継いでいるだろうとおもいきや

 

小学校5年生で初めて作った

 

ところどころガムテを

 

適当に貼り付けただけの

 

エプロンだか雑巾だか

 

ゴミなんだかわからない代物を

 

悪びれることなく

 

提出したわたしに

 

「あなたは花嫁学校に

 

行かないと絶対にお嫁にいけない」

 

という家庭科の先生のお墨付きを

 

いただき

 

それを聞いた

 

母が必死で猛特訓してくれて

 

ボタン付け、裾がほころんだら

 

縫いつけるくらいのことは

 

なんとかかんとかできるようになったぐらいで

 

編み物や刺しゅうなど

 

とてもじゃないけど・・・

 

というレベル。

 

いかに母が器用で素敵なお母さんだったか。

 

>今も健在ですが脳の病気をしたあとの

後遺症でこういう作業はもう何もできなくなりました。

 

そしていかにわたしが

 

母に憧れていたか・・・。

 

 

それでもわたしは

 

専業主婦になる夢をしばらく

 

あきらめきれませんでした。

 

 

しかし専業主婦に欠かせない

 

家事のスキルが

 

おそらく一般の人以下という

 

事実に気づいたのは

 

 

3度の結婚で

 

ことごとく

 

元旦那たちからダメ出しを食らい続け

 

「え?わたしって家事できないの?」>はよ気づけ!

 

と最初は受け入れないまま

 

結婚、離婚を繰り返し・・・・

 

7年前、独り身になって初めて

 

何もかもを自分でやってみて

 

初めて

 

「ああ、わたしはいわゆる

 

おさんどんと呼ばれる

 

家事諸々の才能が皆無なのだな」

 

とようやく

 

己を顧みることができたのでした。

 

 

ところで

 

本当の才能というものは

 

自分が隠しておきたい

 

あまり良いとはおもえないダークな部分に

 

隠れていることが多いようです。

 

なので自分が才能と思ってないことを

 

人から「●●が上手だね」と

 

褒められてもあまりうれしくない。

 

 

過去そういう経験があるのなら

 

ぜひそれはなんだったか

 

思い出してほしいのです。

 

 

わたしは昔から作文で賞をとったり

 

褒められた経験が多かったのですが

 

子供の頃はそれが

 

まったく嬉しくありませんでした。

 

そんなことよりも家庭科で

 

「よくできました」を取って

 

母に褒められたかったし

 

作文なんて

 

思ってもいない

 

とりあえず先生受けすることを

 

ちょろっと書いたら

 

勝手に賞は取れるものだと思ってましたから

 

書いてるときは

 

まぁまぁたのしいのですが

 

夢とか目標とかではありませんでした。

 

 

大人になって本を出したいという

 

目標ができたのも

 

実は自発的に持った夢ではなく

 

ある友人が

 

「あなたは本を書いたら?文章で

 

人を動かすことができるのだから」

 

といったことを言ってくれたからです。

 

それを言われたとき

 

「思ってもないことを書いてるのに

 

勝手に先生たちに喜ばれただけだった」

 

というダークな記憶がよみがえり

 

嬉しいというより

 

なんだかけなされているような気がして

 

最初は友人に「そんなことないよ」

 

と食って掛かった記憶があります。

 

 

それほどまでに文章を書くということは

 

わたしの中ではタブーに近いもの

 

だったかもしれません。

 

 

つまり自分では才能だとは

 

これっぽちも思っていなかったことです。

 

これはおそらく皆様も

 

自分の中でタブーにしているもの

 

褒められてもあまりうれしくないポイント

 

そういうところに

 

本当の才能が隠れている可能性があります。

 

 

ぜひ一度、自分の中で

 

タブーにしているものはないか。

 

人から良く褒められるけど

 

あんまりうれしくないことは

 

どんなことか

 

見つめなおしてみると

 

いいかもしれませんね。

 

 

 

極寒の夜、どなたさまも

 

温かくしてゆっくりお休みくださいね。