皆様こんばんは。
占いプロデューサーN先生のブログを
まず読んでくださいね。
わたしのお弟子さんたちにも
こういった悪質極まりない
「執筆依頼」が届いてます。
わたしが霊能者として活動し始めた
15年前に流行ったのは
「芸能人と対談しませんか?」
という内容の案内でした。
お陰様で、当時、ライターの仕事をしたり
自分自身のコネやルートを使って
手売りをすること込み込みで
自費出版をした経験もあったため
わたし自身はそういった類の話には
乗らずに済んだのですが
当時何も知らない同業の人が
まんまとその手法に引っかかり
お金を沢山とられた上
自分のビジネスとそう関係のない
芸能人とセッティングしてもらったはいいものの
その雑誌自体、さして売れてるわけではなかったので
自己満足の世界で終わってしまう人が
後を絶ちませんでした。
そしてそのあと流行ったのは
電子書籍、(自費)出版しませんか?です。
電子書籍の出版は
今や普通に素人でもソフトさえあれば
出来ちゃいますからね。
またこれはつい数年前に流行った??
>今でも???のは
某有名女性誌よりサロン様を
取材させてください。みたいなやつで
これもまた結果的にお金を取られるんですね。
取材される側なのに。
美容室などでたまたま
その雑誌を読むと
「PR」とはっきり書かれたページに
自分でお金を出して掲載されたであろう
占いサロンが結構な数乗ってます。
自分でお金払った広告なのに
●●に掲載されました!
って書いてる人もいたので
恥ずかしさは無いのか???と思いますけど
どうなんでしょうかね
わたし自身、
本当にラッキーだったのが
自費出版するときもそうだったのですが
自分で手売りをしないとダメだよと
商業出版でたくさんの本を出されている著者の
先生方にしっかりと教えてもらっていたことです。
多くの場合、自費出版の会社は
そのことをあまり説明せず契約するので
自費出版で書店に本が並ぶと思ってる人が
結構いたようで
わたしが自費出版の本を出した会社も
2ちゃんねるなどで
物凄く叩かれていました。
(この会社はもう潰れてます)
わたし自身はお陰様で刷っていただいた本は
異業種交流会や
セミナー、オフ会などに参加し
名刺代わりに無料で配ったり
当時mixiでコミュニティーを作って
会員さんたちに買ってもらったり
身内が報道関係の仕事をしていたので
自分の番組でわたしの著書を紹介してくれたり
ライターの仕事で
男性向けのセッ●ス商材を依頼されたときに
おまけでその本をつけてもらうなどしたので
手元には見本用の1冊しか残ってません。
何が言いたいかというと
自費出版やお金を払って
雑誌に乗せてもらっても
それだけでは成功しませんし
本を売るには意外と地道な努力が必要です。
ある日突然スポットライトが当たるなんてことはほぼあり得ないのです。
夢見がちな人や手っ取り早く成功したいという
下心がある人はこういう手法のカモになります。
たとえ商業出版するチャンスが来ても
わたし自身、2冊の商業出版で
出した本の印税だけでは
勿論食べていけませんし
著書だけで皆さんにわたしの存在を
知ってもらうことは難しいでしょう。
「執筆依頼」などというタイトルで
まるで自分が作家になれるかのような
夢をみる人もいるかもしれませんが
こういった話に踊らされる前に
冷静に考えてみましょう。
●そもそも出版用に
何か原稿を書いたことがありますか?
●一冊の本を書き上げるのに
自分ならどれくらい執筆に時間がかかるか
だいたい想像できますか?
●そのテーマについて
本一冊分超えるぐらいの
文章やブログ記事を書いたことがありますか?
●本を売るのは
出版社の仕事だと思い込んでませんか?
●ブログのフォロワー数は何人ですか?
Twitter、その他SNSで拡散してもらえるあては
ありますか?
●出版以後
出版物のテーマに触れてブログなどで
本が売れるまで更新を続けることは可能ですか?
●本を誰に向けて書きたいかターゲット層が
絞れていますか?
これらのことをちゃんと
考える事が出来ない方は
まず自費出版では無理ですし
お金だけ払って在庫を抱えて終わりになります。
逆に上記のことがちゃんと把握できて
行動できる人なら
自費出版などしなくても
企画書を書いてめげずに
出版社にアプローチすれば
商業出版も可能になるのではないかと思います。
著書を出版するということに
憧れてるなら
「さっさとラクに成功したい」
「執筆依頼が来た!=わたしって才能あるのかしら?」
といった「ラクしたい」という怠け心
見え透いたお世辞に乗ってしまう
自分ダメさ加減をちゃんと認めて
いったん頭を冷やして
やるべきことをきちんとやりましょう。
それではどなたさまも素敵な夜を
お過ごしくださいね。