皆さまこんにちは。

 

クリスマスシーズンになると

 

思い出す

 

わたしの恐怖体験をお話しますね。

 

 

あれは25年ほど前。

 

わたしがこども英会話の教室の

 

教務主任をしていた頃の話です。

 

当時、その英会話教室では

 

ネイティブスピーカーの講師が

 

週に1回、こどもたち相手に

 

授業を受け持つという

 

システムをとっていました。

 

 

そんな中、ずっとうちで働いてた

 

アメリカ人と日本人のミックスの

 

Kさんという先生が

 

アメリカに帰国することになり、

 

彼女が

 

「わたしが帰国するのは

 

わたし都合なので、後釜さがすの

 

大変でしょう?私の友人を紹介するから」

 

 

といって紹介してくれたのが

 

インド系アメリカ人の


Aさんという女性でした。

 

 

 

AさんはKさん同様

 

とても子供好きで

 

ほとんど訛りを感じさせない

 

きれいな英語を話す人でした。

 

 

そして何よりも友好的。

 

わたしのことも

 

「私はビジネスも大事だけど

 

あなたに友情を感じている」

 

と言って、ランチに誘って来たり

 

休日に彼女のアパートに招かれて

 

本場のインドカレーをごちそうになったり

 

ボランティアで教室のことを手伝ってくれたり

 

とてもいい関係を築いていました。

 

 

 

しかし、ある時期から

 

なんとなくですが

 

わたしは彼女のその熱心さが

 

気味悪く感じ始めました。

 

 

そもそもわたしは当時の同僚たちとも

 

ご飯を食べに行ったりしたことがなく

 

ライトな関係を築いてきたほうなので

 

 

 

彼女のそういう友好的な態度が

 

だんだん

 

しんどくなってきたのかもしれません。

 

 

毎週末のお誘いも

 

ほぼ毎日続くランチのお誘いも

 

仕事を理由に、そして父の神社の手伝いを

 

理由に断るようになりました。

 

 

 

すると、ある時期から

 

彼女は、アポイントもなく

 

オフィスにやってくるようになりました。

 

 

「今から仕事だから」と言っても

 

「ネバーマイン♪」

 

といって取り合ってくれません。

 

いやいや、こっちは気になるし・・・。

 

空いてる席に勝手に座ったAさんは


わたしがいつか


美味しいと褒めた


チキンのカレーを詰めたタッパーを


デスクに広げて


「ボナペティ」

 

と笑顔で勧めます。


そして「IKUKOの英語は


キュートね。わたしが発音を


教えてあげる」などと


頼んでもいない英会話レッスンが


始まるのです。


当然仕事にならないので

 

見かねた上司が


ついに


下手な英語で「シーハストゥゴー」

 

といってわたしが


どこかに行かなければ

 

ならないと身振り手振りで説明して


くれました。

 

するとAさんはしぶしぶ「OK」


と言って凄く淋しそうな顔をして

 

オフィスを後にしました。

 

 

上司にお礼を言って

 

Aさんのせいで遅れてた


仕事を片付けたかったので


その日は残業しました。


そしてひと段落ついたので


家に帰ろうとオフィスのビルの

 

出口からバス停に向かって歩いていると

 

 

「IKUKO」と聞き覚えのある声で

 

呼びかけられました。

 

 

なんと

 

4時間前に上司に追い出されたはずの

 

Aさんがビルの出口で

 

わたしを待ち伏せしていたのです。

 

 

そしていきなりわたしの手を取り

 

自分がはめていたターコイズの指輪を

 

はめながら、こう言いました。

 

「この指輪は私の祖母から


母に受け継がれた大切な物なの。

 

そして、いつか娘ができたら


あげなさいと

 

言われた指輪なの。

 

私は子宮の病気で


子どもが出来にくいし


結婚もしないかは

 

クリスマスギフトとして

 

これをIKUKOにあげる」



と早口で言われ

 

わたしはもうびっくり!!!

 

「いや、こんな高価な大切なモノは

 

いただけないよ??」

 

と返そうとしたら

 

彼女は凄い形相で

 

「Do'nt takeoff !!」(外さないで)

 

と叫びました。

 

その迫力が怖ろしくて

 

わたしは仕方なく

 

「・・・OK, I’ll keep it」(わかった。あずかっとく)

 

と言ってその場を離れました。

 

 

 

ちょうどタイミングよく

 

自宅方向のバスが来るのが見えたので

 

全速力で走りバスに乗りました。

 

 

すると、なんだか息苦しくて

 

胸が苦しくて、わたしは何度も窓を開け

 

呼吸を整えようとしましたが

 

息苦しさは取れません。

 

全速力で走ったとはいえ

 

たった数メートルの距離です。

 

そしてこんな経験は一度もありません。

 

顔面からじわじわ落ちてくる脂汗を

 

ハンカチで拭きながら

 

時々苦しくなる呼吸を

 

整えながら

 

ほうほうのていで家に帰りつきました。

 

しかし、この具合の悪さは何かが

 

おかしい。

 

霊能者の父に

 

このことを報告しなくては

 

いけない気がして

 

父のいる部屋に入りました。

 

 

すると、父がわたしの顔を見た途端

 

血相を変え怒鳴りました!!

 

「お前!何してきた!!

 

何を憑けてきた!!!!」

 

 

よくわからないままに

 

黙ってAさんに

 

はめられた指輪みせると

 

父が「すぐはずせ!!!」

 

というので外そうとすると・・・・・

 

なんと、指に蛇がからみつくかのように

 

いくら引っこ抜こうとしてもまるでダメなのです。

 

石鹸を塗っても

 

油を塗っても指輪は外れません。

 

 

すぐさま父に

 

自宅のご神殿の前に座るよう

 

命じられ

 

父が真言を唱え始めました。

 

 

わたしはまた再度、胸が苦しくなって

 

ついに息が出来なくなり

 

脂汗を垂らしながら

 

うぅうぅううううともがきました。

 

父が真言を唱えながら

 

背中を叩いたり

 

首を叩いたりし、ついに

 

「指を出せ!ええか、引っこ抜くぞ」

 

と言ってわたしの指を持ち

 

気合いを入れた途端

 

指にものすごい熱を感じたと思った瞬間

 

指輪が抜けました。

 

するとターコイズから黒い煙が出たのです。

 

これ、ほぼ肉眼に近い状態で視えたので

 

わたしがびっくりしていると

 

父が、ささっとその指輪を白い紙に包み

 

ご神殿の隅に置きました。

 

わたしは

 

やっと普通に呼吸ができるようになり

 

指輪をはめていた指をふとみると


石が当たっていた部分に

 

コブラのような形の跡がついていたので

 

ぎょっとしてあわてて洗面所に駆け込み

 

その部分に塩を塗り込み、日本酒で清め

 

父の唱えていた真言を唱えていくうちに

 

跡が消えていきました。

 

 

父曰く、この指輪をはめたまま

 

亡くなった人がいる。と。

 

そしてそれはたぶん

 

Aさんのお母さんじゃないかと。

 

おそらくこの亡くなり方は

 

殺されたんじゃないか?

 

そして殺した相手はおそらくお母さんの

 

親戚の男性かな?

 

体中をばたばたさせながら

 

もがき苦しんでいる女性の

 

姿とそれをみて笑っている男の姿が

 

みえると言ってました。

 

 

わたしには毒蛇しかみえなかったので

 

その意味を尋ねると

 

蛇を使って毒殺したんじゃないのか?と

 

言っていました。

 

そして、わたしはAさんに真実を

 

確かめるべく

 

翌朝、オフィスから

 

連絡を取ろうとしたのですが

 

何度電話しても留守番電話になるのです。

 

そしてメッセージを残しても

 

何の返事もありませんでした。

 

 

あんなにしつこく

 

わたしに会いに来ていた彼女が

 

ぱったりと来なくなったのです。

 

 

 

10日ほどたってもAさんと

 

まったく連絡がとれないので

 

わたしは彼女を紹介してくれた

 

アメリカに帰ってしまった

 

Kさんに連絡をしました。

 

 

「Aさんが急に連絡とれなくなっちゃったの。

 

何か聞いてない?」と。

 

 

そしたら、なんと、Aさんは

 

クリスマスホリデーのために

 

アメリカに帰ってきているとのこと。

 

ちょっと日本の生活に疲れたと

 

言っているというので

 

「いや、実はね、Aさんに確かめたいことあって」

 

とわたしが言うと

 

 

「指輪のことじゃない?」

 

とKさんがなぜか指輪の事を知っていて

 

「え?なんで知ってるの?」

 

ってKさんに聞いたら

 

「Aさんがね

 

なぜかIKUKOに指輪をあげてしまった。

 

あれは母が死んだとき指にはめてた

 

大切なものだったのだけど

 

なんであんなことしたんだろ。

 

って後悔してたみたいだから」

 

 

と言うじゃありませんか!!

 

でわたしはKさんに

 

「Aさんのお母様って

 

毒で亡くなったって言ってなかった?」

 

と言ったら

 

「ああ、なんかそういう話だったと思う。

 

お母さんの弟がクレイジーな人間で

 

毒蛇を飼ってたらしく、その毒蛇が

 

噛みついて亡くなったって言ってたよ」

 

 

つまり、Aさんはおそらく亡くなったお母さんに

 

憑依されてたんでしょうね。

 

死んだお母さまが成仏したくて

 

わたしと父を使ったのかもしれません。

 

結局そのままAさんは

 

日本に戻ってくることはありませんでした。

 

 

 

わたしはKさんあてに

 

「Aさんに返しておいて」と

 

指輪を

 

父が白い紙に包んだ状態のまま

 

エアメイルで送りました。

 

 

外国の方はとても念が強い方が多いので

 

憑依体質の方もたくさんいらっしゃいます。

 

たまたま憑依体質だったわたしと

 

エネルギーが合ってしまったのでしょうね。

 

 

12月の誕生石である

 

ターコイズの指輪みると

 

今でもあの事件を思い出します。

 

 

宝石はとてもピュアなエネルギーなので

 

亡くなった方の想念や生きてる方の想念を

 

くっつけます。

 

 

アンティークの指輪

 

中古の宝石はこのようなことが

 

無いとも限らないので

 

購入するのはオススメできません。

 

宝石やパワーストーンは特に

 

購入するなら信用の出来るお店で

 

新品のモノを手に入れてくださいね。

 

 

 

ということで寒い日に

 

ちょっと背筋が寒くなるお話でしたガーン

 

どなたさまも素敵な1日を♥