運のいい人というのは
一見、何でも
うまくいっているようにみえますし
実際、本人は楽しそうに生きています。
しかし、実は、これ、
「運のいい人」にみえる人を
よ～く観察していると
ある共通点があるのです。
はたからみると
チャンスをどんどんつかみ
「あの人は運がよくていいなぁ」
とうらやましく思うようにみえる人でも
よくその人たちの
話を聞いていると
実は何度も何度も
あいたたた・・・！な
痛い経験、大失敗を
繰り返していたりします。
しかし、当の本人は
へこむどころか、笑いながら
過去の痛い経験や大失敗を
話してくれたりします。
そして、その話がおもしろおかしく聞こえるのは
その人に
いっさい、関係者や自分を
「ばかだよなぁ」などと
笑いながら
ちゃかすことはあっても
「本気」で責めるような
言葉が入っていない
から、話を聞く側も笑って聞けたりします。
人生がうまくいっていない人の
自虐ネタや過去の話は
なぜかじめっとしていて
攻撃性を感じたり、暗いイヤな気持ちにしか
ならないものが多いのですが
運がよく、タイミングよくチャンスを
つかんできた人の
過去話は笑えるものが多い理由は
彼(彼女）らが本気で
誰のことも
もちろん自分のことも
責めていないからです。
ではなぜ運のよい人が
自分のことを責めないのかというと
恥知らずであるとか人間失格であるから・・・
では当然なく
責めるエネルギーは
非生産的であることを
よくわかっているから
これに尽きます。
責めるエネルギーを
自分に向け続けると
当然のことながら
心と体ががんじがらめになったように
一歩も前に進めなくなることがあります。
運のよい人というのは
自分を責めるのではなく
「問題がどこにあったか」
「それはどのように解決すればよいのか」
を探すだけで
無駄な心の動きがないのです。
なので「どうしてくれるんだ！」などと
他人を責めることもほぼ無いですし
「こんなことをしでかすなんて！
いったいどうしたらいいんだ！」
と自分を責める言葉も使いません。
問題が起こったり、失敗をしたら
すみやかに、問題点と解決法を
探す方に脳が動くように訓練されているのです。
これは、その人が
もともとそうであったというよりも
何度もそのような目に遭ってきたからこそ
無駄なことをそぎ落とした解決法は
一体何か知っているがゆえの行動です。
「運がいい人」というのは
効率よく問題点と解決法をみつけ
次々に新しいことにチャレンジをしていくからこそ
はたからみると
どんどん発展しているようにみえるのですが
これはすべて
失敗をしたとき、痛い目に遭ったときの
対処法が的確であったからにすぎません。
今後皆様も
何か失敗をなさったとき
「誰が悪い」ではなく
「何が問題だったのか」
「どうすればすみやかに解決するか」
ここだけに焦点をあててみてください。
そうすればどんなに大きな問題でも
シンプルな方法で
そしてある程度の時間をかけさえすれば
解決していきますし
解決しない問題はないことがだんだん
わかってきますから
いろんなことにも
チャレンジができるようになるのです。
そうすると人生の幅が拡がり
周囲の人たちからも
「運が良い人」と思われたり
自分自身も「運がいいなぁ」
「いいこといっぱいだなぁ」
と思えるようになるのです。
小さなミスでさえも
人のせいや自分のせいにさえ
しなければちゃんと解決することを
知っている人はやはり運の神様にも
愛してもらえるのです。
ということで
どなたさまも素敵な夜をお過ごしくださいね。