自閉症スペクトラム(ASD)や
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の病因は多因子ですが、
ビスフェノールA(BPA)とフ
フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)の
2つに焦点を当てた気になる研究。
BPAはプラスチックやプラスチック製造工程で
使用されていて、食品や飲料のボトルにも含まれています。乳がんや不妊症など、ホルモンの乱れの影響研究も。
DEHPは、ポリ塩化ビニル をやわらかくしたり、 加工したりしやすくするための可塑剤として、 広く使われています。
欧州では使用廃絶を打ち出しているものです。
66人のASDの子どもおよび46人のADHDの子ども、
37人の健康な子どもを対象に尿検査を行って解析。
BPAとDEHPの主な排泄経路はグルクロン酸抱合である。
グルクロン酸抱合は不溶性物質をより水溶性にし、
その後の尿中への排泄を可能にする。
小児の主な神経発達障害
ASD(自閉症スペクトラム障害)と
ADHD(注意欠陥多動性障害)の障害は、
解毒経路が低下してるため
長く毒性にさらされる。ということのようです。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0289841
なお、ASDやADHDがどのようにして発症するのか、
出生前の胎内で物質に暴露されることにより発症するのか、あるいは出生後の食事かは不明とのことです。