間食は栄養補給ととらえるべし! 10時と3時のおやつがチャンス

そもそもおやつは「お八つ」と書き、江戸時代中期まで一日二食だったことから、八刻(やつどき)である2〜4時に軽食をとることからはじまりました。朝から工事に勤しむ大工さんや保育園では、10時にもおやつの時間を設けるのですが、実はこの2度のおやつタイムをとるスタイルが、もっともおすすめなのだそう。

 

「一度の食事でドカ食いしてしまうと、食後に血糖値が急上昇してしまいます。それを体が下げようとするため、肥満ホルモンと呼ばれるインスリンが過剰に出てきて、低血糖の状態になり、眠くなったり倦怠感が襲ってきたりするのです。一日の中で血糖値の上がり下がりが急になると、糖尿病や動脈硬化などを引き起こす原因にもなりますから、血糖値の上下が緩やかになる食生活が理想的です。朝昼晩の食事はしっかりとりながら、そこで不足した栄誉を10時と3時に補給する、という間食の仕方を目指しましょう」

理想的な一日の食事



・朝ごはん
朝食は抜かず、しっかり食べる。パン一枚でも食べておく。

・10時のおやつ
これからエネルギーを使うので、エネルギー源となるものを食べる。ケーキやクッキーなど多少糖質脂質が多いものが食べたいときはこの時間帯に持ってくる。

・昼ごはん
和食がおすすめ。

・3時のおやつ
ここまでの食事で不足している栄養素を見直し、補給する。たとえば朝がパンでお昼がパスタなら、ビタミン・ミネラル、食物繊維など。

・夕食
脂質が少なめの食事に。夕食が21時以降になるなど遅い場合は、夕方に茹でたまごや小魚、野菜スティックなどで補給を。

・夜食
眠る3時間前までに食べることを終え、翌朝お腹がすいて目覚める状態を目指す。