食用で刺身のつまに使われる紅藻類オゴノリの近縁種ツルシラモ類による食中毒が3件あり、いずれも死者が出ている。何故に女性だけが中毒して男性が中毒しないのか。

 

生のオゴノリ中に 含まれるPG類生成酵素、脂肪酸シクロオキシゲナーゼにより、食べ合わせた食品マグロの刺身などの不飽和脂肪酸(アラキドン酸など)からプロスタグランジンE2をつくる。

これは生体内で局所ホルモンとして働く生理活性脂質で、女性の子宮に関係し収縮し、この副作用で血圧低下を起こすため。

男性に子宮はないので、女性のみが中毒となる。

 

市販のものは、石灰で処理に脂肪酸シクロオキシゲナーゼ

の活性は消失しているので、ご安心をニコニコグッド!